各加盟組織の大会も現地参集方式に変更されてきている中で、全厚労からの来賓あいさつも復活してきています。今号では数年ぶりに大会に派遣された役員から、各大会へ参加しての感想や様子などを伝えてもらいたいと企画しました。長野と北海道の大会を紹介いたします。
長野 対面での再会に嬉しさ溢れる
6月22日、長厚労第74回定期大会が長野市内「ホテル国際21」にて開催され、来賓として参加してきました。
長厚労は全厚労の中でも随一の組合員を誇る大県連でもあり、定期大会も大規模に開催されるものと鑑み、身の引き締まる思いで会場へ向かいました。実際の会場ホテルに着くと、ロビーにて知った方にご挨拶を行い、気持ちも若干和やかムードになりましたが、いざ大会会場に着くと、入場前の会場であったものの200名を超える席の多さに驚愕し緊張が高まりました。時間の経過と共に受付前には県内から参加する代議員で賑やかとなり、皆さんの会話に耳を傾けても「久しぶり」「元気してた?」などと対面で久しぶりに会う嬉しさを喜んでいるのが伝わってきました。
大会議事においては、その一つひとつが粛々と進む中でも、熱い討議が行われ、今後の長厚労における方向性が一つひとつ確認されていました。その中でも、全厚労への登録人数増員議案については、代議員からの確認事項に対して執行部は真摯に説明し、質問された代議員は十分に納得された感を表情と雰囲気からも伺うことが出来ました。
長野では、完全リアル(対面)の定期大会が久しぶりとの事でしたが、オンラインであれば今回の様な雰囲気から察することが難しいと感じました。
余談ではありますが、今回は大会後の懇親会にも参加させて頂き、県内各病院長、看護部長、本部役員が参加されており、その数の多さに驚き、会話の中でも労使の絆を感じる場となりました。
最後にはなりましたが、小林執行委員長以下執行部の方々には大変気を遣わせてしまいましたが、労働組合活動の方向性を確認させて頂いた大変有意義な大会でした。
長厚労の益々のご発展を祈念して、この場で感謝の意をお伝えいたします。大変ありがとうございました。
(全厚労 岡村秀人 記)
北海道 厳格さの中の温かみに感涙
7月27日、アートホテル旭川において、北厚労第62回定期大会が開催され、全厚労を代表して挨拶に伺いました。前日には、コロナ禍以降初めての全体懇親会が催され、そこには旭川厚生病院の光部病院長や事務部長も参加されて、皆さん方と直接交流することもできました。特に全厚労元中執の栗田さんには、賃金や人事制度・帯広厚生病院放射線科の事など色々と教えていただき、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
当日定刻9時になると厳粛な雰囲気の中、赤坂執行委員長の挨拶で大会が始まりました。提案では、各分会より世情を反映した家賃問題から人事異動・賃金問題まで32題の事前質疑・要望提出があり、
それぞれに対して常任執行委員が答弁され、さらに昼休憩を挟み5題の再質疑があるなど、非常に内容の濃い討論が行われていました。
また大会の運営にあたる議事運営委員の皆さんが、厳格な運営を行っており、全厚労でも見習わなければならないなと思いました(汗)。執行委員長からは、来年度のベースアップは評価料等財源がない中での要求になり、非常に悩ましいとの発言もあり、全厚労として財源確保に向けてさらなる努力を加速しなければならないと強く感じた次第です。
終盤の大会スローガン採択では、星野中央執行委員が自作の赤い鉢巻姿で登壇し、マイクを下げ大声でスローガンを読み上げたのは圧巻で、北厚労の熱い部分を垣間見ることが出来ました。最後には、新旧役員からの挨拶があり、鉢巻や腕章をみんなが付けていた昭和時代の闘いの思い出や、役員として9年間も頑張られた越崎組織部長の退任挨拶では思わずもらい涙が流れそうになりました。
北厚労の定期大会は、厳格な中にも人の温かさが見えるものでした。委員長のお人柄なのか、旭川の土地柄(尾道と比べて10℃も低く涼しかったです)なのか爽やかな気持ちで帰途に着くことができました。北厚労の皆さん本当にありがとうございました。
(全厚労 岩本一宏 記)