広厚労吉田支部 安芸高田市市議と意見交換会

7月7日、広厚労吉田支部執行部は吉田総合病院がある安芸高田市の市議会議員と地域医療について意見交換会に参加しました。

 吉田支部は2024年から市長をはじめ市議会議員と当院で働く職員として現場の声を届けるなど要請行動を行っています。今回市議と意見交換会に至ったきっかけは以前から面談を通してつながりのある議員が当院に入院したことです。以前伝えた現場の声を知ったうえでの入院生活で感じたことなどを直接聞いてみたい、当院の医療環境が少しでも良い方向になればと思い、ご本人と連絡を取りました。意見交換会として開催をと快く応じてくださいました。当日まで市議会側は4名出席と確認していましたが、当日11名の出席と知り、当院について、地域医療について市議の間で関心の高さがうかがえました。
 まずは組合側から市議会一般質問で当院についてどう支援していくかと取り上げて下さったことや看護師奨学金制度導入について感謝を伝えました。現場の声としていつも同じ内容(やはり紙カルテ、老朽化問題が中心)ではありますが当院の現状と住民にとって安心できる地域医療の提供について危惧していることなどを伝えました。30歳代の市議は「どうして30歳代の看護師が少ないのか」「なぜやめてしまうのか」と質問され、安芸高田市は娯楽や働く場所が少な

いこと、産婦人科が市内にないことなど、生活環境として乏しいことが多いからではと、意見も加えて回答しました。安芸高田市としての問題が当院の問題に直結して看護師が5〜10年の間に定年( 50歳以上がほぼ半数)を迎え、当院の規模で新採用看護師の一定数の獲得も難しく、看護師は今後間違いなく減少し地域医療への影響は避けられないことも伝えました。
 市議からは「かかりつけ医からいつも『吉田病院がなくなったら我々も運営ができなくなるので何とかしてもらいたい』と言われている」「吉田病院がなくなると困

るので何とかしたい」「一職員、組合でこのような要請活動をされていることに驚いた」など様々な声をいただきました。一方で「吉田病院は公的病院なので…」「補助金もこれ以上は…」と厳しい声もありましたが、こちらから支援を要求するばかりではなく、医療専門職として地域でできることは何かを考え、提供したいことも伝えました。
 今後も当院にとっては厳しい状況は続くと言えます。自治体との関係を途切れさせることなく、吉田支部はもっと『動いて』地域のために病院を残していく活動をしていきます。もちろん組合員が安心して働き続けられる環境づくりに努めます。(広厚労吉田支部 徳本)