いまこそ平和を考える 3・1ビキニデー集会・全厚労ピース学習会

  2月28日から3月1日にかけて行われた3・1ビキニデー集会に、全厚労からは22名が参加(現地13名・オンライン9名)。静岡・焼津での開催は4年ぶりとなり、全国から940人以上が参加しました。

 

運動の出発点はビキニから
 28日の全体集会・主催者あいさつでは、小畑雅子全労連議長が「ビキニ事件をきっかけに広がった核兵器の廃絶運動は、国連の核兵器禁止条約へと繋がりました」と紹介し、日本政府の条約への調印・批准を推進しようと呼びかけました。全体会終了後は、全厚労独自でハイブリットでの「ピース学習会」を開催。「医療労働者と平和運動〜再び白衣を戦争の血で汚さないために〜」と題し、全日赤・五十嵐真理子執行委員長に講演して頂きました。

ハイブリッドで開催したピース学習会

患者を戦地に送った過去
講演では戦時中、日赤看護師に配られた赤紙や「戦争の協力者になり、自分が看護し健康を取り戻した患者を再び戦地に送って死なせる道を、二度と歩むべきではない」と話してくれた従軍看護婦の言葉を紹介。政府が進める防衛費倍増計画の増額分5兆円があれば「教育なら大学授業料や給食無料、医療なら負担ゼロになります」と話され、いま「戦争か、平和か」の歴史的岐路にたっている中で、自分たちが出来ることは歴史を知ること、そして伝え、行動することだと呼び掛けられました。

防衛費倍増分あれば出来ること(東京新聞より)
4年ぶりの現地開催で各地からの参加があった

平和だからこそ輝く日本
 福厚労・佐々木崇書記長からは、福島第一原子力発電所と、除染に伴い発生した土壌や廃棄物等の中間貯蔵施設を視察した際の内容を報告頂きました。広大な土地に除染され積み上げられていくフレコンバックの様子や、震災時急いで退所しテーブルにおやつが残ったままの警戒区域内のデイサービス施設など視察で撮られた写真から紹介して頂きました。
 感想交流では「自分がいま仕事できているのも日本が平和だからだと思った。ヒロシマ・ナガサキ・フク
シマが世界中で知られているからこそ政府の発言力があるはず。今その力が発揮されていないと感じる」「日本は地震大国で何が起きるか分からない。原発の在り方を考えるきっかけになった」といった声がありました。
 1日、参加者は「原水爆の犠牲者は、わたしを最後にしてほしい」と残して亡くなられた第五福竜丸・無線長の久保山愛吉さんの墓参行進と、3・1ビキニデー集会に参加しました。

焼津駅前からスタートする墓参行進
静岡・焼津の浜辺にて

ピースウェーブ新フラッグ決定
 スローガンを組合員から募集し、「まもろう平和」と「軍拡より社会保障」に決定しました。
 8月の原水爆禁止世界大会へ向け、4月~6月にかけて行う『ピースウェーブ』で、この新フラッグを使ったフラッグリレーと、「折り鶴」、「署名」に取り組みましょう。

2023年ピースフラッグ

☆5~6月の行事企画☆
K‘sオンライン(青年集会)
 2024年7月の「K’s station in 金沢」成功に向けたプレイベントです。青年のみなさんの参加を呼びかけます。日時:5月21日(日)13:00 ~ 16:00企画:グループ交流・ゲームなど講演「ウクライナ戦争 私たちの生活とのつながりを考える」有田崇浩さん(日本平和委員会・平和新聞編集長)費用:無料締切:5月11日(金)

21年7月のオンラインK’s参加者でピース

女性集会in福島
名称:第43回女性集会in福島日時:6月2日(金)13:45~3日(土)12:30会場:スパリゾートハワイアンズ企画:「後回しにしていませんか?あなたのメンタルケア~働き続けるために自分を大切に」山本晴義さん(横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長)1日目はハイブリッド形式2日目は、福島被災地視察ツアー費用:26,000円(全日程)オンライン参加は2,000円締切:5月25日(木)

19年7月の女性集会福島・夕食交流会にて

役員強化セミナー
名称:組合活動を活性化するための役員強化セミナー日時:6月30日(金)13:00~ 7月1日(土)12:00会場:東京ベイ有明ワシントンホテル
※東京ディズニーリゾート@グットネイバーホテル企画:職場要求を勝ち取るための団体交渉、模擬団交などお手本(へたな・うまい)模擬団交あり費用:27,000円(全日程)締切:6月15日(木)

19年5月労働学校での模擬団交

いずれも詳細・申し込みは、県労組本部まで

次号(5月号)はデジタル号です。5月20日以降に、全厚労ホームページにアクセスしてください。