23ピースウェーブ 医療・介護従事者がつなぐ平和への願い

23ピースウェーブ 医療・介護従事者がつなぐ平和への願い

 コロナ禍でもできる平和の取り組みとしてスタートした全厚労ピースウェーブは、今年で3年目となりました。

 今年のピースフラッグは組合員から募集したスローガンの中から「まもろう平和」「軍拡より社会保障」を採用し、イエローのフラッグを作成しました。

 フラッグを囲んでの写真撮影は、多くの職場・組合執行部で取り組んでいただき、6月15日時点で10県83枚の写真が集まりました。長崎へ奉納する折り鶴は、1071羽が集まっており、8月に長崎で行われる原水爆禁止世界大会へ向けて、タペストリーを作成します。

 ☆取り組みは6月末まで、今後もぜひご参加ください☆

茨城
福島
富山
徳島
愛知
長野
大分
全厚労青年委員会
三重
広島
岐阜

 

軍拡よりも社会保障の充実を

 昨年末「徹子の部屋」で、2023年はどんな年になるかを聞かれ、ゲストのタモリさんが「新しい戦前になるんじゃないですかね」と答えられたことが話題となりました。「新しい戦前」という短い言葉に、深く言及しなかったタモリさんの真意は測りかねますが、皆さんはどう感じられるでしょうか。
 岸田政権の進める防衛費増額に向け、税金以外の収入を複数年度にわたって活用できるよう一般会計に「防衛力強化資金」の創設を盛り込んだ法案の審議が始まっています。
 この防衛費増額の財源には社会保険病院(JCHO)など公的病院を運営する2つの機構の積立金が流用されるほか、東日本大震災の復興特別所得税の課税期間を延長し転用、歳出削減や決算剰余金も充てるとしています。
 岸田政権の計画どおり5年以内に防衛費を2倍化した場合、「戦争をしない」と誓った日本は、米国・中国に次いで世界第3位の軍事大国となってしまいます。際限のない軍拡競争は、戦争の引き金になりかねません。医療施設や医療・介護労働者の待遇改善のために使われるべきお金や、私たち国民の生活のための歳出が防衛費の増額で削られ犠牲になる。

 戦争へと突き進んでいった日本に戻ってはいないでしょうか。

2023年ピースフラッグ