第43回女性集会inハワイアンズ・K,sオンライン

女性の権利・母性保護をいつまでも守ろう第43回女性集会inハワイアンズ

 6月2日第43回女性集会をスパリゾートハワイアンズにて開催、14県62名が集まりました。コロナ禍で拡大女性部会議や「権利学習会」を行ってきましたが、現地に集まっての集会は19年7月以来となりました。

 集会は学習講演からスタート。講師に横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長の山本晴義先生をお呼びし、『後回しにしていませんか?あなたのメンタルケア〜働き続けるために自分を大切に̶医療・介護に働く女性に、ストレス一日決算主義のすすめ̶』のタイトルで講演頂きました。

 

 講演では、労働安全衛生法に基づく行政の流れを「労働と健康」の視点で解説。山本先生の勤める労災病院の役割や、勤労者メンタルヘスセンター長として行っている「勤労者    心のメール相談」の経験や具体的な事例も交えながら、医療現場のストレスとの向き合い方や予防法、解消法などのメンタルヘルスケアについてお話頂きました。講演の中で「一番労働者の健康を考えているのは労働組合」として、参加する組合員へ激励も頂きました。

 基調報告では松尾書記長が「全厚労はなぜ健康管理休暇獲得に取り組むのか」について報告。生理休暇を「性別年齢問わず取得できる健康管理(セルフケア)休暇」に拡げようとしている理由として、「現在の生理休暇の取得状況が芳しくないこと」「権利をなくさず、取得を進めるためには、『生理休暇』を土台にしつつ、その権利を拡張する方が現実的であること」「年休に頼らず『体調不良』等で休める有休が増えれば、本来の年休は、自分がリフレッシュするための長期休暇などに回せること」とし、「年休」が理由を問われない休暇で、「健康管理休暇」が、一定の「体調不良」を条件とする休暇である違いがあることも、「年休」とは別に制度をつくるべき理由でもあると強調しました。
 その後現地とオンラインに分かれグループ交流を行い意見交換。オンラインではクイズ大会を行い参加賞としてハワイアンズのお土産を後日送付しました。

 

 2日目は東日本大震災の被災地を中心にバスで視察を行いました。大川原地区、大野駅周辺、双葉町の視察を経て、「東日本大震災・原子力災害 伝承館」を見学。原発事故でいまだ閉鎖となっている双葉厚生病院もバスの中から見ることができました。

24年K’s station 金沢に集まろう

 

ゲーム企画で楽しみながら

 青年委員会は5月21日、 K,sオンラインを開催、12県27名が集まりました。
 集会はグループ交流から開始。自己紹介シートに趣味や特技を書き込み、自宅から接続の参加者には関わりのあるアイテムも一緒に紹介して頂きました。
 次に、アイスブレイクとしてグループごとに「ランキングクイズ」と「Ito」というゲームを行いました。ランキングクイズ1問目はTDL・TDS・USJ・ハウステンボスの年間入場者数の順位をグループごとに予想、2問目は埼玉県・兵庫県・石川県・新潟県・大分県から日本酒の生産ランキングを予想しました。Itoは、お題①「生き物の強さ」を示したうえで1〜10の数字をランダムに割り振り本人だけに教え、自分に割り当てられた数字をお題に当てはめ、ちょうどよい回答(例えば「生き物の強さ」なら1がゾウで10がナメクジなど)して並べ、最後に並べた回答と割り振られた番号の順番があっているかを確かめます。お題②は「引っ越したい海外の国」で行い盛り上がりました。ゲームは各県青年委員会での企画の中から実績のあるものを選びました。

賃金・生活のこと意見交流

 学習講演は日本平和委員会・平和新聞編集長の有田崇浩さんをお呼びし、「ウクライナ戦争・国際情勢から〝平和〞を考える2023」と題し、ロシアのウクライナ侵略戦争などを通して、私たちの平和や、生活との関わりについてお話頂きました。その後のグループ交流では、講演の感想や、「自分が平和に過ごせるようにしていること」、職場での働き方や賃金について意見交流。参加者からは「ウクライナのニュースに慣れ、関心が離れていたのでいい機会になった」「岸田政権が軍事費を増やしていることを知らなかった。軍事費ではなくて自分たちの生活水準向上や子育て支援に使ってほしい」「手当や一時金も大切だが、基本給が上がらないと生活が豊かにならないと思う」「他県の物価高への手当支給や一時金・ベアなどを聞く一方で、サービス残業が増えているなど、様々な問題が出てきていることを改めて感じた」など多くの意見が出ました。普段職場ではあまり話さない内容まで深めることができ、有意義な時間になりました。
 集会の最後には医労連・アクト・イン・サマーの宣伝や、24年7月に行う全厚労K,s station in金沢の告知を行い、金沢にできるだけ多くの青年が集まり交流しようと意思統一しました。