ベースアップの波に乗ろう! ! 広島・秋田・北海道に続け! 広島総合病院で、組合に続々加入!

ベースアップの波に乗ろう! !

広島・秋田・北海道に続け!

 今年から診療報酬改定は6月1日施行となり、ベースアップ評価料算定の条件となる「対象職員の賃上げ計画」の提出が迫る中、5月は具体的な金額や支給方法の交渉が各県で行われています。売り手市場になろうとする情勢で、人材確保と定着が喫緊の課題である医療・介護現場に人を集めるためには、他産業よりも魅力のある賃金・労働条件が欠かせません。

 24春闘は全厚労加盟組織全てで賃上げを求め闘っています。すでにベアを獲得した北海道、秋田と広島に続き、各県ベア獲得に向け奮闘しています。このニュースを読んだ組合員の皆さん!各県の運動に参加して一緒に賃金改善を訴えましょう。こうした組合の運動が現場の人手不足を解消し、地域医療・介護の充実と発展に資すると確信をもって24春闘奮闘しましょう。抜粋して春闘の熱い取り組みを紹介します。

 

大分 学習会で団結!ベア獲得へ!!

 大分は定昇+ベア3万円などを要求し闘っています。2月に行われた西日本ブロック春闘討論集会で中野綾執行委員長は「頭を丸める覚悟で頑張ります」と決意表明。その後の3月12日の団交では会から「ベアに対しては持ち出しも辞さない覚悟で頑張る」という発言を引き出しました。さらに4月から6月にかけ、月2回の組合学習会を開催。4月は4日・18日に開催し、両日とも組合員約50人が参加しストライキについて学習を進めました。今後の交渉で大幅ベースアップを目指します。

 

香川 ベア確約+専門看護師・特定行為への手当新設!不当労働行為に毅然と対応!!

 香川は定昇+ベア2万円、各種手当引き上げ等を要求。4月1日に組合員向けに団交などの説明会を開催し春闘を闘っています。4月17日の第1回団交では、定昇+ベア回答に加え、専門看護師と特定行為に係る看護師の手当5千円、認定看護師手当3千円の新設、初任給調整手当支給(1年目2万円とし5年目まで減額しながら支給)の回答を得ました。

 また、新年度主任になった組合員へ看護部長から団交参加へ制限をかけるような発言があり、その場で組合役員が毅然と対応しました。労組としても不当労働行為である支配介入(労働組合法第7条第3号)に当たるとして「不当労働行為発言に厳重に抗議し、謝罪文の提出、今後の再発防止を求める申し入れ書」を提出。後日、会から謝罪と再発防止措置の提出を受けました。4月26日に行われた西日本ブロック会議で経緯の報告と併せ「強い組合にしていきたい」と決意表明がありました。

 

徳島 ストを背景に闘い最速でベア確約!!

 徳島は定昇+1万円を要求。1月の春闘学習会を皮切りに、スト権投票では97・3%と高率でストを確立し、いち早くストを構えました。3月19日を半日スト決行日として会へ通告を行い、3月5日の団交で定昇+ベースアップを確約の回答を得てストを回避。5月7日の団交ではベースアップの試算状況をある程度開示するよう求め、次回の団交で具体的な回答が無ければ『ストライキも辞さない』旨を伝え、明確で誠実な回答を行うように強く訴えました。『ベースアップ評価料』以上のベースアップとなるように交渉を継続します。

 

広島総合病院で、組合に続々加入!

 3回のアンケート行動で、職員の期待も高く2021年3月に立ち上がった広厚労広島支部が組合員拡大で大躍進中です。昨年11月から始めた退勤時アンケート調査は、今年1月と4月の計3回を行ったところで、回を重ねるにつれ、協力してくれる医師や職員も増え、同時に加入も一気に増えています。

 聞き取りアンケートでは、「休憩時間が取れない」という声が一番多く、「残業時間が多い」「希望の休みが取れない」など不満や悩みはどこも同じ。職員の声を取り上げ、行動する組合の姿に信頼も拡がっています。「組合は楽しそう!」と言って加入された方もいたとのこと。広島支部の成長がこれからも楽しみです。