第72回定期大会では、各県からは17本、専門委員会から5本の計22本(内1本は文書発言)の発言がありました。特に24春闘での賃上げ要求の闘いが多く発言されました。また夜勤改善や、人員確保、地域医療再編についての課題も発言され、活発な討論を経て満場一致で24年度方針を確立しました。大会での報告と発言を一部抜粋し紹介します。
1 秋田:「ベースアップ評価料」を使い、調整手当(第二本俸)全職員一律6 千円引上げ、日直業務に関する男女差統一の経過。
2 福島:秋闘での「介護職員・看護補助者処遇改善加算」の活用と、24 春闘での「給料表の書き換えによるベースアップ」をこだわった闘い。
3 新潟:ストライキを構えた賃金闘争と、年間一時金の維持を約束させた闘い。
4 新潟:2交替夜勤(12 時間と長日勤)導入問題、導入試行に伴う各支部での課題集約。一定のルール作りへの意見収集の取り組み等。
5 新潟:地域医療再編に伴う病院の統廃合において、組合員の不利益を阻止する取り組み。
6 富山:年末一時金闘争で55 歳以降の暫定措置としての改善と、看護職員と薬剤師確保対策の取り組み。24 春闘での20 年ぶりのベア要求での闘い。
7 長野(文書発言) :24 春闘でのベア要求と、年間固定臨時手当確保へ、中央待機集会設定と長野駅前宣伝行動での闘い。
8 茨城:ベア獲得へ学習と宣伝を重視し、24 春闘特別号発行や賃上げ署名でのムード作り。大衆団交の広がりと成果。ベア回答へ8 年ぶりの時限スト決行等。
9 茨城:地域医療を守る課題について。なめがた地域医療センター、ミニマム体制の提案から問い直す、厚生連病院の意義。
10 神奈川:休暇の制限と残業申請制限の撤廃。退勤調査での実態把握の取り組み。
11 静岡:労組と「合意」のない通勤手当の一部改定(案)の導入撤回・協議継続申し入れ。「賞与の調整対象」撤廃や、「副業の承認」や「セルフケア休暇の新設」要求と取り組み。
12 愛知:24春闘での4 つの要求(年度末賞与・賃上げ・定昇・年間一時金)と、ベア評価料の賃上げ対象を全職員へ要求した取り組み。
13 岐阜:賞与の年間支給率の確保、様々な企画や情宣活動での2 年連続で組合員数、組織率の増加。二つの病院の合併問題。
14 三重:4年ぶりの新人研修会を開催し100 名が参加。看護集会の開催でコミュニケーションスキルの学習。年度末一時金の確保やベア評価料の要求についての議論。
15 広島:秋闘での年末一時金2 次回答引き出しと、介護休暇の有休化。24 春闘でのベア1万円と年度末3 万円の回答勝ち取り。広島支部の団交・ビラ配り労働相談で大幅増員。
16 山口:24春闘でのベア12.5%を要求しての闘い。長年要求し続けた55 歳以上の年間一時金の支給率改善。夜勤協定遵守と夜勤手当増額、人員確保の取り組み。
17 高知:ベア要求と数年ぶりのスト権確立。ベア評価料手当支給回答について、組合試算でのベア要求の継続と、遡及の確約。組織拡大へ青年部を中心とした活動。
18 女性委員会:母性保護月間の取り組み。横須賀で開催した第44 回女性集会での学習や、2 日目:フィールドワークで米軍機の墜落事故の慰霊碑訪問や、横須賀軍港めぐりの取り組み。母性保護グッズとしてボールペン作成。
19 青年委員会:青年集会 「K’s station in 金沢」の企画と運営。能登半島地震カンパとして取り組んだコーヒー財活の取り組み。
20 医療研委員会:第40回医療研究集会の企画と運営。4 つの分科会紹介と取り組み。41 回医療研究集会の開催案内と呼びかけ。
21 看護委員会:「第35 回看護集会in 横浜」の企画と運営。同時開催した全厚労ナースウェーブの取り組み。看護協会労働政策部との懇談や、厚生労働省との交渉について。
22 教宣委員会:全厚労ニュース企画の検討やデジタル化推進について。岐阜県厚生連の病院再編視察活動。役員強化セミナーの企画や運営。春闘討論集会の運営。