それぞれに特徴ある大会を開催!各県定期大会に参加してきました(その2)

前月号に引き続き、全厚労から来賓参加した定期大会の様子を紹介します。8月から9月初旬に開催された6県の大会です(順不同)。

静岡 どうしても集まりたい!一週延期の大会開催

静岡・新役員のあいさつ

9月7日、静岡厚生病院会議室をメイン会場に、各支部をネットで繋いで開催された静厚労第50回定期大会に参加してきました。本来ならば前週に静岡労政会館にて、代議員ら約140名が集まる予定だったものが、台風10号の影響が長引き、新幹線の運休が続く中、やむなく延期を決定。集まって大会を開催したいとの決意が執行部の中でも強く、広い会場が見つかりませんでしたが、できるだけ新旧役員は、静岡厚生病院に集まる形式としたそうです。

当日は役員の皆さんたちが、慣れない会場で机イスや機材の設営、看板や組合旗の掲示も協力しながら準備する様子は、みんなでつくる定期大会感が一杯でした。

大会は、秋闘での通勤手当改定をめぐる労使協議や一時金、ベア要求で粘り強くたたかってきた経過・教訓や各専門部の取り組みなど幅広く報告され、全ての議案が満場一致で採決されました。久々のリアル大会と夜の新旧役員懇親会は大きく盛り上がりました。(全厚労 松尾晃 記)

 

神奈川 現場労働者の思いくみ上げる組織拡大へ!

神奈川・団結ガンバロー!

神厚労定期大会が、8月17日15時より、アミュー厚木にて開催されました。神厚労は少数精鋭で、ベテラン揃いでもあるのでスムーズに議事が進行していきました。

全厚労本部としても、今後も現場の思いを救い上げる大きな組織へと変貌する組織拡大に支援を強めたいと思いました。(全厚労 大栗陽 記)

 

茨城 地域医療守り、ベア獲得に執念持って

茨城・宇留野委員長を先頭に!

8月31日、茨厚労第65回定期大会がJAとりで総合医療センターにてオンライン併用で開催されました。今回は行動心理士の若松真知子氏による記念講演も行われ、こころと体を健康に保つためのコツとして、「き・め・つ・の・や・い・ば」が大事だと話されました。元気をもらった講演で、和やかな雰囲気の中、大会議案が満場一致で採決されました。

地域医療の崩壊につながりかねない「なめかた」縮小の問題では、住民とともに地元の医療を安心して受けられる体制の維持とともに、はたらく組合員の権利と生活を保障する大きなたたかいであることを再確認しています。

今春闘における「ベースアップ評価料」を含めた賃金交渉は、23年ぶりのベースアップを勝ち取りたいと、現在も交渉が続いています。

大会は、宇留野執行委員長のもと、元気な「団結ガンバロー!」で新年度の決意をあらたに締めくくられました。(全厚労 花澤直樹 記)

 

岐阜 分野別分科会を開き、新旧役員が情報交換

岐阜・中執分科会の様子

8月24日、岐厚労第65回定期大会が、長良川沿いのホテルパークにて朝10時から開催されました。議案提案に続き、各支部の代議員から活発な討議がなされ、お昼を挟んで、14時まで議事が執り行われました。

その後、各分科会(執行部、看護、女性、青年・情宣、会計)が開かれ、役員引継ぎを兼ねた情報共有が行われていました。最後に全体集会になり、分科会報告、大会スローガン唱和と、丸一日、とても充実した大会でした。

労組役員が交代する場合、引継ぎがうまくとれないと活動に支障をきたしてしまいます。その点、大会当日に新旧の役員が直接話し合う場を提供しているのはいいアイデアであると感じました。各県労組運営も特色があり非常に興味深いと感じました。(全厚労 大栗陽 記)

 

三重 理事長参加と50年以上の歴史を持つ青年部に驚き

三重・青年部役員が勢揃い

8月24日、三重県総合文化センターにて開催された三厚労第71回定期大会に参加してきました。大会では三重県厚生連の理事長が来賓として招かれ、組合員の皆さんに経営状況や今後の方針について丁寧に説明されていました。医療従事者が働きやすく、働き続けられる環境の労使協調が醸成されていると感じました。また同日午前中には第51回青年部定期大会も開かれていたとのこと。青年部の定期大会があることに驚いたのですが、さらに51年前から開催されていることにも驚き、三厚労運動のすそ野の広さを実感しました。貴重な大会に参加させていただき、三厚労の労使協調や青年の育成など、多くの学びをさせていただきました。ありがとうございました。(全厚労 松田純一 記)

 

徳島 賃上げとともに、組合員の福利厚生充実図る

徳島・新役員の皆さん

ノロノロ台風10号が過ぎ去った9月7日、もう9月だと思えないほどの暑さの中、徳島グランヴィリオホテルで、徳厚労第44回定期大会が開催されました。みなさんもご存知の西村執行委員長の気合いの入った挨拶に始まり、決算・予算・方針と順調に採択され、最後に愛厚労から始まった(厚生連では、北海道が先)福利厚生倶楽部への入会が説明され満場一致で採択されました。説明では、非組合員との差別(区別)化を図るためだということで、今後の組合運営を考えさせられました。

最後に、次期春闘でのベースアップと職場の環境改善への決意表明と、西村委員長のガンバロウで終わりました。

大変引き締まった大会で、もしかしたら、ここが台風の目の中にあるのではないかと思いながら、汗だくになり徳島を後にしました。(全厚労 岩本一宏 記)