北厚労 全国に先駆けてベア獲得 医師抜き1.81% 5, 291円相当

 他産業では、大幅ベア引き上げが相次ぐ

 25春闘は、医療・介護分野では厳しい状況が続き、全厚労でも賃金交渉が長引くところも出ています。そんな中、北海道から4月30日団交、5月1日(メーデーの日・4面参照)にベア獲得で妥結の報告が飛び込んできました。

 

 北厚労では、25春闘にてベースアップ医師込みで1・6%を要求し、医師込み1・47%(組合員平均4847円相当)を勝ち取りました。

 北厚労として例年実施しているベア獲得のための取り組みについて、3点(①経営協議会の開催、②情勢の調査③要求額の妥当性)を挙げさせていただきます。

 ①は会側との経営協議会を開催し、年度末見込みの収支状況の把握や、今後の経営方針、物価上昇への対応などについて確認しています。②情勢の調査として、人事院勧告により公務員給与や消費者物価指数の変動を調査し、③会の経営状況を鑑み、ベア要求額を生活水準の向上を目的とすべきか、最低限の水準維持に必要な分に留めるのかを判断しています。2024年度においては、経営状況が厳しく、年度末収支状況も大幅な赤字を見込んでいました。

 しかし、消費者物価指数は上昇しており、人事院勧告では公務員給与の引き上げが実施されており、ベア要求は必要と判断しました。ただし、経営状況を鑑み要求額を必要最低限として、一年間の消費者物価指数の上昇分から定昇分を差し引き、要求額を決定しました。根拠を持った妥当性のある要求が会側への理解に繋がったと考えております。

 

北厚労中央副執行委員長

 小見山聡史

 

 新厚労小千谷支部 小千谷市長らと懇談

 医療充実に向けた展望を聞く

4月4日(金)に「ホントカ。」(小千谷市)で支部から5名が参加して長谷川有里小千谷市議を通じて宮崎悦男小千谷市長らと懇談をしました。

組合からは、病院で働く職員の現状や診療科個々の抱える問題を訴えるとともに、市長からは小千谷市の抱えている医療の問題点や今後の医療の充実に向けた将来展望について聞くことができました。

(新厚労書記局通信No.10より)

 

 広厚労尾道支部 尾道市議会議員と懇談

 子どもが産め、定住できる地域へ

 広厚労尾道支部では4月17日(木)に組合事務所にて尾道市議会議員の佐藤志行議員、村上久美議員と面談を行いました。

 看護師不足による一部病棟閉鎖、近隣産科減少による影響、医療従事者へのハラスメントの現状などを伝えました。佐藤議員からは「看護師不足は認識している。安心して子どもが産める環境を整え定住できるように我々が出来ることをしていきたい」村上議員からは「私も看護師として働いていたので現場はわかります。何か対策をしていきたい」と前向きな言葉を頂きました。また医療従事者増員署名にも賛同して頂きました。広厚労では全厚労スローガンである「動いて、動いて、動いて」を実践し活動していきたいと思います。