全厚労女性委員会は6月12~ 13日に「いきいきワーク学習会」を開催しました。2日目には平和委員会との共同企画として「靖国平和ツアー」を実施し、全国から参加した仲間が靖国神社と遊就館を見学しながら平和について学びました。

参加者は3班に分かれ、ガイド(医労連OB池田武士さん、茨厚労安本真理子さん、榎田ふみ本部書記)の案内を受けながら靖国神社境内を巡り、創建の歴史や戦争との関わり、境内に設置された記念碑などについて説明を受けました。また遊就館では、戦争に関する資料や展示を見学し、戦争が社会や人々の暮らしに与えた影響について考えました。
医療・介護・福祉の現場で働く私たちは、日々「いのち」と向き合っています。だからこそ、戦争によって失われる命の重みや平和の大切さについて学び続けることが重要です。
参加者からは「ガイドの説明を聞きながら見学することで歴史をより深く理解することができた」「平和について改めて考える貴重な機会になった」などの声が寄せられました。

戦後80年を迎えるなか、全厚労はこれからも平和を守る取り組みを進め、医療・介護・福祉に携わる労働組合として『いのち・くらし・平和』を守る運動をすすめていきます。
沖縄で学んだ戦争の悲惨さと平和の尊さ
日本医労連第34回平和ツアーin沖縄には、全厚労からは長厚労鹿教湯三才山リハセンター支部や熊谷総合病院労組などから9名が参加しました。長厚労参加者の感想を紹介します。
風化してはいけない歴史
10年前高校生の時に修学旅行で沖縄に訪れた事があり、今回訪れた施設・場所に来た記憶はありました。しかしその時の記憶は平和学習もしましたが、楽しい記憶しか残っていないのが正直なところです。今回山田さんのガイドで沖縄の歴史、戦争の悲惨さについて聞き・直接目で見ることによって戦争はしてはいけない、愚かな行為であると再認識しました。こういった平和学習は、忘れた頃に再度行い、歴史を風化させてはいけないと強く感じます。最後に、今私たちは平和のうえに生活出来ていることを感謝しなくてはいけないと思いました。
山崎峻一さん(鹿教湯三才山リハ労組)

残る戦争の影
3日間を通して戦争の悲惨さを学びました。最初は沖縄に行ってみたいというだけの動機で参加しましたが、実際に壕やガマに入りそこでの生活や、劣悪な環境での医療行為を行っていたとこに衝撃をうけました。自分が医療処置を行う時にあんな暗いところでは正確なことはできないなと思いましたし、麻酔等医薬品が不足した状態で重症の兵士の処置や看護をしていくことは本当に辛く苦しいことだと思いました。そして戦争から約80年が過ぎても戦争の影が残っていることが衝撃的でした。3日間で多くのことを学ぶことできとてもいい経験となりました。
目をそむけてはいけない残酷な事実
基地の近くでは今でも騒音問題やいつ何が始まってもおかしくないという恐怖がついてまわることを改めて感じました。
20号壕やガマは、当時は真っ暗な中の足場の悪いところを走り回って介助しなければならない、医療材料もない中で救わなければならない、また負傷者は医療を受けて再び戦地に行かなければならないという残酷な現実も知ることができました。
資料館では戦争によって命を落とした方たちの遺影、その方々の紹介文、当時の物品、映像資料を自分の目で見ることで「戦争はやだなぁ」とか、「戦争は昔のことだから」とかそのような感情では済まされないような複雑で残酷で、また「なんでこんなことを」という怒りのような感情も生まれました。
ただ普通の暮らしをしていた住民が戦争に巻き込まれた事実、今でもそのような悲惨な出来事を繰り返している事実があり、その戦争は起こさなければならないのかということをすべての人類が考え直さなければならないと感じました。そして改めて戦争で亡くなられた方々に追悼の意をこめて生きていかなければならない、戦争を繰り返してはならないと強く思うことができました。
沖縄の歌にもあるように、教科書だけではわからない事実や人の思い、命というものを学ぶことができました。

平和の尊さ学ぶ貴重な経験
今回の沖縄平和ツアーに参加し、戦争の悲惨さや平和の大切さについて改めて考える機会となりました。これまで戦争については学校の授業や本で学んできましたが、実際に戦跡や資料館を訪れることで、当時の人々が経験した苦しみや恐怖をより身近に感じることができました。
特に戦時中実際に使われていた鍾乳洞の中に入り、酸素の薄い薄暗い鍾乳洞のなかで今の医療現場では考えられないような治療が行われていたことを知りとても印象に残りました。正しい戦争なんてないと言うことと平和な日常が当たり前ではないことを実感し、現在の生活のありがたさを改めて感じました。
今回のツアーは、歴史を学ぶだけでなく、平和の尊さを実感できる貴重な経験となりました。
山崎峻一さん、牧野空さん、戸島萌々子さん、新井沙季さん(鹿教湯三才山リハ労組)
戦争から約80年が経過した現在も世界各地で武力紛争が続いています。戦争の実相を学び、平和の尊さを次の世代へ語り継ぐことの重要性を改めて考える機会となりました。