26春闘継続中・ベア回答や手当引き上げ、労働条件拡充など

北厚労 ベースアップ18,500円
秋厚労 ベースアップ11,000円・初任給49,800円引上げ
茨厚労 粘り強く交渉し3次回答引き出し
愛厚労 21,000円賃上げ
岐厚労 有給休暇2日拡大 

26春闘は令和8年診療報酬改定でのベースアップ評価料の見直しに伴い、賃金引上げ交渉が6月現在も継続しています。他産業では3年連続で5%以上の賃上げとなりました。医療・介護分野の人員確保や離職防止には、他産業に追いつく大幅な賃金の引き上げこそが必要です。6月16日時点での加盟組織の回答状況をお伝えします。

北厚労はベースアップを職能給への定額として、医師・薬剤師・看護職・医療技術職・事務総合職18,500円、事務一般職・技術職15,000円、介護職39,200円との回答を引き出しました。手当として支給していた看護処遇改善手当・介護処遇改善手当の再編をおこない、基本給への組み入れを実施。夏期一時金から反映させます。

秋厚労は第2本俸でのベースアップとして全職員(医師以外)11,000円回答を引き出しました。40歳未満の医師には処遇改善手当が11,000円。臨時・派遣・委託は11,000円相当の時給を引き上げ、4月に遡及して6月の給与と一緒に支払われます。
初任給についても大幅な前進がありました。医療職Ⅱ、医療職Ⅲ、事務職のうち、初任給から給料表で12〜13年目までに格付けされている職員の給与がスタートアップ手当により引き上がります。スタートアップ手当は一時金、退職金の算定には含まれません。また、初任給の等級を医療職Ⅲに合わせて、医療職Ⅱは5から4等級へ、事務職は7から6等級へと引き上げられるので、その分、基本給(本俸+調整手当)が上がります。一時金の算定には本俸+調整手当、退職金の算定には本俸が含まれます。7月より改定されます。

茨厚労は2次回答へ100円プラスした3次回答として、ベースアップを第2基本給で600円とし、令和8年の400円ベースアップと合わせて1,000円となります。また、ベースアップ評価料手当は17,360円を勝ち取りました。

神厚労では、事務職員のベースアップとして初任給に重きを置きつつ平均3,500円のベースアップがありました。ベアについては今後協議。

愛厚労は手当として、医療分野で基本支給額を21,000円とし、人材確保が課題となっている職種については最大28,000円の傾斜配分。また、介護分野については、基本支給額を42,000円とし、職種や経験に応じて最大53,000円の回答を引き出しました。
26春闘の賃金交渉も大詰めを迎えます。組合の執行部とともに沢山の組合員から声を上げ、交渉に臨みましょう。

労働条件の改善を!!
夜勤従事者の確保急務

賃金交渉と並行して諸要求の交渉でも前進回答を引き出しています。

秋厚労では、継続協議を行ってきた夜勤手当について、深夜・準夜共に500円増額。現行の夜勤4回以上で交代制勤務従事者手当7,000円を支給していましたが、8回以上の場合は7,000円に3,000円を加え支給とさせました。当直手当についても400円引上げて看護師長7,200円、それ以外6,200円を4月に遡及して差額を6月の給与と一緒に支給となります。
また、採用時の年次有給休暇を0日から10日へ拡大しました。

福厚労では、2交替の夜勤手当を500円増額し8,000円を勝ち取りました。

岐厚労では、労働基準法への対応と新人の休暇確保を目的に、有給休暇の付与日数を20日から22日に増やしました。

職場環境の改善は、人員不足で疲弊する医療・介護現場で一層重要となっています。職員が働き続けられる労働条件を交渉で勝ち取りましょう。