第74回定期大会では、当日発言24本(内専門部4本)発言がありました。特に25秋闘や26春闘での取り組みや、組織拡大・強化の課題についても発言がありました。活発な討論を経て今後の課題や運動の重要性を再確認すると共に、採決では満場一致で26年度方針を確立しました。大会での報告と発言を一部抜粋し紹介します。

組織 発言代議員 発言内容(抜粋)
1北厚労・川上智浩:26春闘では全体平均で5.6%のベア。令和8年度ベースアップ評価料に加え、看護職処遇改善手当、介護職処遇改善手当、介護職・看護助手処遇改善手当を対象とされる職種に再配分した上で基本給へ組み入れを行った。
2秋厚労・進藤侑:25秋闘は年末手当2か月で妥結。定年延長は定年時の八割保証で合意。26春闘では、年度末手当を職員・臨時職員へ一律10万円、ベア11,000円(第2本俸)、当直手当400円引上げ、初任給最大49,800円引上げ、さらに、採用日に10日の年次有給休暇を付与。
3福厚労・大友浩介:25秋闘では人員確保として採用年齢を50歳へ引き上げ、半日有休を15日に拡大、調理員等の初任給調整手当の増額を4月から1月へ前倒し。26春闘は補正予算を活用した臨時手当54,000円の支給、定期昇給、夜勤手当8,000円へ増額、ベースアップ評価料・介護職特別手当の7,000円増額。年間一時金が昨年度より0.05か月上回り、組合として大きな成果。
4 新厚労・①和田祐輔②太田智英③細谷直樹:①7・12月一時金の計2.6カ月に加え、26春闘で全11支部による波状ストライキを構え、一律11万円(0.4カ月相当)を引き出した。年間3.0カ月相当の一時金水準まで回復。定期昇給に加え月額8,300円ベア(第2本俸)実現。②上越医療圏域の病院再編について、県立病院が高度・急性期、厚生連上越総合病院が高齢者救急と回復期を担う「、地域包括ケア病院」として役割を分担し、令和10年度から一体的な運営体制移行を目指し検討を進めている。両病院の賃金労働条件の差に課題があり、人材流出を懸念。そうならない様、取り組みを行っていく。③新厚労以外に2つの競合組織あり。組織拡大の取り組みにおいて前年よりも加入率を伸ばした支部は11支部中6支部、50%以上加入の支部は4支部と前年の倍に。組合員、職員の為にも課題の解決がより進むよう組織統一が急がれる。全厚労へ組織拡大に向けても具体的な支援をお願いしたい。
5富厚労・越川健人:夏期一時金は、前年度より0.2ヶ月増額の1.8ヵ月の支給となった。助産師を2名確保。看護師の採用数が一昨年と比べ10名程度減少。依然として人材不足の現状。病院薬剤師不足や地域による偏在がある中、4名を確保。ベア評価料13,500円に増額。夜勤手当が500円増額。
6長厚労・髙橋ただし:世代間調整基礎加算給が23,000円~10,000円に増額、61歳以上は15,000円。新卒者初任給調整加算3,000円。深夜手当と準夜手当は各1,000円増額。短時間夜勤手当9,500円、長日勤手当2,500円が新設。公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士の給与体系について従来の第4体系から第3体系に来年4月より移行し処遇改善。組織強化の取り組で、こもろ支部が前年のリハセンター支部に引き続き非正規職員の組合員化の規約改正を行った。
7茨厚労・①宇留野正志②飛田広大:①熊総の加盟を支持する。新しい地域医療構想によって、全国で再編統合が進む可能性があり、ユニオンでもオープンでも組織体制をどのようにしていくかは課題。今後の医療再編の動きを見据えて、全厚労の組織体制を考える必要があると考える。水戸の再編案から10年がたった。どのような形態になっても仲間としたいと考えている。②経営側から6月に新提案のあった「コース別人事制度」について、導入阻止に向け闘っている。茨厚労定期大会では、学習と交流の場として位置付け、総括方針などの決定と共に、参加者交流を実施。
8神厚労・岡部義秀:「労基署指導による退勤時間の記録と実際の乖離について」の通達を修正させた。請負企業のパ-ト職員のパワハラ問題について団交の結果、現場に戻させた。
9静厚労・川合宏明:秋闘で再雇用者の待遇改善訴え。時間有休制度を導入し4月より運用開始。年末一時金と夏期一時金併せて3ヶ月と年間では過去最低を記録。貸借対照表・損益計算書を労働組合にも共有することを条件に今後を見据えて妥結。住宅手当の男女格差の是正として『夫を扶養していない既婚女性』も認められた。
10愛厚労・増田明啓:住居手当の見直し(実質的な賃下げ)阻止。26春闘で①年度末賞与の最大限支給、②定期昇給の実施、③年間4.0ヶ月以上の一時金・賞与の支給、④福利厚生費の増額の4項目満額回答。特別賞与(正職員・準職員10万円、臨時職員5万円)の上乗せ支給も実現。令和8年度診療報酬改定に伴う賃上げで「全事業所・全職種を対象とした賃上げ」がベースアップ手当として実現。
11岐厚労・田口学:夏季特別休暇1日から3日へ増加、冬季特別休暇を要求し、年間有給休暇付与日数2日増加を実現。病院内、病院間の交流会支援の要求について病院長・事務局長で他県の病院訪問は再開。福利厚生の一環として交流するきっかけを増やすことも検討。
12三厚労・田添裕章:5月鈴鹿サーキットホテルで「三厚労青年部組合新人学習交流会」を開催し109名参加。6月「三厚労看護学習会」を三重県総合文化センターで開催し51名参加。夏季一時金2.1ヶ月、年末一時金2.6ヶ月の回答を引き出し。年度末に関しては物価高騰手当要求に対して、ベースアップ手当50,000円の支給。
13広厚労・近村勝也:26春闘は15,000円の手当による支給となったが、時間外手当の計算根拠に加える事と一時金に反映させる事を約束させることができた。人員確保に向け定年延長、労働条件の向上、職場環境改善に向け取り組んで行く。定年延長の実施を令和9年4月1日予定とし対象者を令和9年3月31日在職者も含めると確認。労働条件を協議決定し新賃金表に移行する際には現行の基本給に手当を含めた額をベースとして移行できるよう取り組む。
14山厚労・藤井恭平:26春闘は、正職員平均2.06%の定期昇給に加え、一律14,000円の賃金改善を実現。一時金は、年末一時金、夏季一時金合わせて4.5ヶ月の満額回答で妥結。ハラスメントに関する匿名アンケートには203件もの回答。秋闘要求に反映し、パワーハラスメントの6類型や逆パワハラについても周知。「対等・平等な労使関係の構築」について要求だけではなく、病院経営の現状も共有しながら、業務改善やタスクシフト、経費節減などについても労使で協議を重ねた。
15香厚労・佐野貫:夏期一時金の1回団交で前年度の1.8ヶ月を下回る「1.7ヶ月」という極めて不当な回答。第2回団交でも回答は変わらず。第3回団交には、全厚労・西日本ブロック各県連から15名参加。第4回団交で1.7ヶ月での妥結を断固拒否し、継続協議とすること、1.7ヶ月で妥結させるならば、特別休暇等の代替案を提示すること、決定権を持つ経営責任者(理事長)が直接交渉の場に出席することを要求し妥結でなく合意。
16高厚労・西田和真:年末一時金は、最終的に例年同等の2.1ヶ月分で妥結。25年度補正予算を活用した緊急賃上げとして、12月から3月までの4ヶ月分の一時金(月額7,300円)を5月まで支給。ベア交渉は、基本給表に「加給4(8,600円の純増)」が新設され、従来の加給3(6,600円)と合わせて時間外手当や一時金にも反映。定期昇給も完全実施。合わせて約15,000円(約3.44%)の賃上げ。夏季一時金本体についても、前年並みの1.9ヶ月分で妥結。
17大厚労・藤田祐大:秋闘では、労働環境改善に向け6項目を掲げて交渉中。増員については予備率を見直し、来年度以降の採用を増やすことで労使の共通認識となった。26春闘は会から「12,000円の手当支給と定期昇給」という回答案に対し、執行部として、一時的な手当ではなく将来につながる『ベースアップ』にこだわる方針を明確化。妥結せず、ベースアップ獲得に向けた交渉を現在も継続中。