今こそ!大幅賃上げで生活改善・人材確保へ

賃上げ要求は高まっています(22春闘アンケートから)

22春闘も山場を迎えています。昨年来から物価高が続いていましたが、2月24日に始まったロシアのウクライナ侵略により、これまで以上に生活に関わる物資不足から、物価高にも拍車が掛かっています。生活を守るためにも、人材確保のためにも「大幅賃上げ」が必要です。

#コロナ補助金が私たちに届かない

コロナ禍に入って3年目となりました。全国各地でコロナ対応への負担とともに、一般診療へのしわ寄せも続いています。経営的にはコロナ補助金も入ってきていますが、それらは必ずしも現場の人々に十分行き渡ってはいません。3月10日の春闘統一行動日で、拡散された「#コロナ補助金が私たちに届かない」の声がそれを物語っています。

一方、岸田政権は21年度補正予算で看護・介護・保育労働者の処遇改善事業補助金を決定。国がケア労働者の処遇改善に本腰を入れたかと期待されましたが、看護の場合は対象病院が、「一部の救急病院」に限られ、補助金積算対象職種も、看護職のみ(非常勤含む)とされ、看護職一人当たり4千円(常勤換算)を補助額とするもので、現場からは、「一ケタ額が違う」、「訪問看護だってコロナ対応で大変だ」など、全てのケア労働者が、常に大変な思いをして働いている中で、労働者に「分断」をもたらしかねないと大きな批判もありました。

問題もある補助金ですが、「政府がケア労働者の賃上げをする必要を認めた」事実を活かし、月例給として手当を引き上げることも「賃上げのチャンス」です。合わせて病院・施設に働く全ての労働者の賃上げを保障させるために、この春闘で、具体的な賃上げを勝ち取るとともに、22年10月からの制度について、現場の声を集めて、全ての労働者の賃上げに資するような診療報酬や助成制度を作らせることが求められています。

#すべてのケア労働者に大幅賃上げを

全労連・国民春闘共闘は、政府の「賃上げ政策」に対する現場労働者の受け止めやリアルな実態など、生の声を集める取り組みを呼びかけています。集まった声や意見は、22年10月以降に予定されている賃上げ事業の内容に対する働きかけにも使います。

下のURLから、グーグルフォームでも投稿できます。7月半ばまで取り組みの予定です。

ここをクリックしてアンケートページへ 政府の責任でケア労働者の大幅賃上げを~ケア労働者の声

また「#すべてのケア労働者に大幅賃上げを」などのハッシュタグを付けて、SNS投稿するなどの取り組みも広げましょう。