23秋・大学習キックオフ月間 15分動画で気軽に学べる「ポチ学」

 全厚労は23秋を「働くルールを学び、活用する大運動月間」のスタートとして、「大学習キックオフ月間」と位置づけています。この「月間」では、22年3月の東海ブロック春季学習会や、全厚労23春闘討論集会でも学習講演をしていただいた、岡山県労働者学習協会事務局長の長久啓太氏の「ポチっと学習15(ワンゴー)」を学習資材として、各県単組・支部での集団・個人視聴による学習活動を呼びかけています。

一本15分のミニ学習

 「ポチっと学習15」は5つの講座に分かれていて、各講座は上記図の通り。それぞれ15分での完結型なので、お昼休みや執行委員会、専門部会議などのアイスブレイクや、ミニ学習として活用しやすく工夫されています。また各講座がA4用紙2ページのレジメにまとめられていますので、振り返りや、復習などが行いやすくなっています。動画は全厚労ホームページの組合員専用ページからご覧いただけます。アクセス方法や専用のURLについては、各県労組本部へお問い合わせください。

講座を少し紹介

図1 第1講座レジメより:労働条件と生活の質との関わり

図2 第2講座レジメより
「労働力を再生産するために必要なこと」とは

 講座の中身を少しだけ紹介します。第1講座では、「労働組合は、労働条件を交渉できる唯一の組織でありパワー」というパワーワードから始まり、私たちの生活と労働組合が密接に関わっていて、いかに重要なものかを学習することができます(図1)。
 第2講座では、「労働者とは何か」ということを、法律や使用者との関係から解説。労働者が賃金を得るためには、「労働」を売っているように見えて、本質は「労働力」を商品として売っていることを学びます。そのためには労働力のエネルギー再生産が必要です。その再生産に必要なことは「人間らしい生活」だということなど、「労働力」を売って賃金を得る労働者の本質を学ぶことができます(図2)。

組合初心者から
ベテランまで

 このように1から5までの講座が「労働組合入門編」として受講できるので、組合に入ったばかりの青年層はもちろん、今まで時間がとれず労働組合や労働者の本質について学習できなかった中堅や、長く役員を担ってきたベテランの方も、この機会に共に大きく学習を進めましょう。学習を終えたらぜひ「感想文フォーム」への投稿をお願いします。