医療従事者不足と人材流出ついて懇談
静岡県庁健康福祉・福祉長寿局へ要請・意見交換
静厚労執行委員(要請団)と現場状況を説明

全国キャラバン10県目は、静岡県。11月13日大栗陽(全厚労書記長)と海野智里(静厚労書記長・全厚労中央執行委員)(以下、要請団)は、静岡県健康福祉部・福祉長寿局へ要請しました。
要請・懇談の内容は、診療報酬改定で物価・人件費の高騰が十分に反映されなければ根本解決にならないという認識で一致しました。県として国に要望を継続しているが、国の対応を見極めつつ改善を求めるしかない状況であるとの発言がありました。
静岡県でも医師・看護師の確保が大きな課題で、医科大学が県内に一つのみで医師確保に不利で、浜松医科大学等と連携強化していきたい等の話がありました。
介護現場の厳しい実情(介護報酬改定と訪問介護の問題)について
要請団は、さらに介護現場での慢性的なスタッフ不足が深刻化していること。職員の高齢化も進行していることを指摘しました。
人手不足で一人当たり負担が増え、目指す手厚い介護が困難になり、モチベーション低下や離職につながっている現状を話しました。
介護職員の処遇は改善傾向だが、現場の過酷さで若手の定着が難しいことやスタッフ自身の高齢化率が高い傾向なども話題にしました。
福祉長寿局からは、介護の要であるケアマネージャーも不足していて。介護保険課は外国人材確保を含む多様な事業の展開を考えていると話されました。
静岡市長会町村会総合事務局へ訪問
要請団は、県に先立ち市長会町村会総合事務局との懇談にエスパティオ5階総合事務局にて行いました。事務局次長・企画政策課長と懇談しましたが、要請団のキャラバン主旨をよく理解していただき、懇談の中でエールをいただきました。
