妊娠中のため勤務を変えてもらうようお願いしたら、外来勤務になったのですが、問題ありませんか?

問題あります 実質的に業務軽減が図られていなければいけません

妊娠中は長時間の立ち仕事や座作業、重いものを持つ、高い所のものを上げ下げする作業は母体や胎児に負担をかけ、切迫流産などになりやすくなります。そのため使用者は妊娠中の女性が請求した場合、他の軽易な作業に転換させなければなりません(労基法65条)
最近では病棟勤務から外来に配置転換になったというケースをよく見聞きします。しかし、外来も平均在院日数の短縮で患者さんの入れ替わりが激しく、重症患者や外来での化学療法、手術への対応なども増えています。また、病棟の慢性的な人員不足から助勤も行われており、輪をかけて忙しくなってきています。慣れた勤務と違って配置転換による緊張や疲労度も高くなっています。
何をもって軽易な業務とするのか本人の希望や職場での協力体制を含めてみんなで話し合って要求にしていく事が必要です。

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