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医療研運営委員会

◆ 2010.08.18

医療研運営委員会の取り組み


1.「医療研」とは

「『医療研』とは『医療研運動』の略称で、医療労働者が日常の仕事をふまえ、学習、調査、研究、政策づくりなどの活動を進めながら、医療の抱える問題を明らかにし、患者・住民との共同を追求、その立場に立って職場、地域から人権としての医療の改善・充実をめざす医療労働者と労働組合の主体的な運動です。それは、医療労働者が、その社会的責務に対する意識を高め、生きがいと誇りを我がものとする運動でもあります」(医療研運動の手引き・日本医労連医療研究運動推進委員会)

 言い換えれば、患者・地域住民と一緒に、その人たちの立場に立って「よい医療・よい看護がしたい」という医療労働者の思いを労働組合が組織として保障し主体的に取り組む運動です。患者・地域住民にとってのよい医療をどのようにつくり、どのように提供するのかの取り組みを医療労働者と労働組合運動の大切な柱として位置づけ、学び実践するものです。


2.なぜ全厚労が医療研運動をするのか

 私たちが働き、活動する厚生連病院は協同組合の病院です。容易には医者にかかれない農村の貧しさ、無医村の拡大を解決しようと当時の産業組合(現農業協同組合・JA)が組織の力を結集して医療組合運動を始めたのが原点です。最初は、1919年(大正8年)当時の島根県青原村の信用購買販売組合が診療所を開設して医療事業を始めました。

 私たちは医療研運動を通して協同組合らしい病院とはどんな病院なのかを、①住民とともに地域の医療をつくる病院、②民主的な運営を貫いている病院、③業務や運動を通して経営担当者・地域住民・労働者がともに成長し発達する関係にある病院、④反国民的な医療のあり方に対して「改革」の姿勢を持つ病院、の4点に整理し、取り組んでいます。


     
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