![]() |
![]() |
三人寄れば”もんじゅ”の知恵と語ることの大切さを話された小森陽一先生(上)、時に笑いありの講演に引き込まれた参加者一同(下) |
自由に、笑いながら、元気に語り合うことが平和への一歩~第34回全厚労女性集会
6月10日(金)~11日(土)に浅草「台東区民会館」にて第34回女性集会を開催しました。「健康にやさしく美しくいきいき働き続けるために」をメインテーマに16県1組織から146名の参加がありました。
医療福祉を大切にすることが平和を守ること
開会に先立ち、「どうするアンポ」を上映。また、クミコのINORI-祈り-を聞きながら千羽鶴を折りました。
渡辺執行委員長は開会のあいさつで「9条と25条は双子の関係であり、医療福祉を大切にする事が戦争を止め、平和に向かっていく事になる。逆に軽視される時は平和の危機であると受け止めて平和の問題、医療・社会保障を守る取り組みを頑張っていこう」と訴えました。
折笠女性委員長は「今回、女性委員会の一致で平和を考えようと言うことになりました。原発事故が起こり、平和とは何か、戦争とは何か考える機会になれば」と集会の目的を話しました。
自由に笑いながら”お喋り”
九条の会事務局長・東京大学教授の小森陽一先生から「日本国憲法と私たちのいま・未来」と題して講演。震災で生かされるべき権利のこと、原発誘致に関わる日本政府の姿勢など日本国憲法の理念を基礎にユーモアを交えながら「三人寄れば文殊の知恵と言いますが、自由に、笑いながら“お喋り”をすることで元気になる。様々な問題を語り合うことで問題が一つひとつ見えてくる」と語り合うことの大切さが語られました。
平和の取り組みとして私たちにできること
基調報告の後、台東九条の会の皆さんの案内に、各グループに分かれてフィールドワークを行いました。
2日目は平和の語りべの中川文子さんから戦争・東京大空襲の体験が語られ、伝えること、語り継いでいくことの大切さを学びました。
分散会ではフィールドワークや講演の感想、平和の取り組みとして私たちにいま何ができるのかの意見交流を行いました。
伝えていく事が平和の取り組みの一歩
集会のまとめでは職場に戻った時に集会を通して心にとめた事、見たこと、聞いたこと、感じた事を一人でも伝えていく事が平和への取り組みの一歩であり、戦争だけは体験してはいけないと語り継いでいくことが大切だということが出されていました。職場や家庭でまず一人に伝えることを誓い合って集会を終えました。