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平和委員会

写真上)開会総会で4度目の被爆被害について語る田上長崎市長(中)映像で学ぶ分科会の参加者(下)祈念碑の前で記念撮影
◆ 2011.08.19

2011年原水爆禁止世界大会in長崎


核兵器の危険性と廃絶を訴えていくことこそ正しい道

 

 被爆から66年を数える長崎で、87日から9日までの3日間、原水爆禁止世界大会in長崎が開催されました。全国はもちろん世界各国より多数の参加者が長崎に集結しまし、全厚労から151組織から59名が1日目の日本原水協主催の開会総会、2日目の分科会、3日目の折り鶴奉納と長崎市主催の平和記念式典に参加しました。

 

核兵器の危険性をしっかりと伝えよう

 開会総会では国連軍縮問題担当上級代表のセルジオ・ドゥアルテ氏が参加し、「核兵器は国家間の疑心や不信を深め、それが拡散につながる」ことに対して「皆さん方はやるべき正しいことをやり、世界に発信している」と激励がありました。また、田上富久長崎市長は被爆国日本で再び「放射線被害」が起こってしまった事、そして取り返しのつかない事が起きてから危険性について気づいたのでは遅いと指摘し「原発・核兵器の危険性についてもっとしっかり伝えていかなければいけない」と訴えていました。

 

多彩な分科会・記念式典

2日目は18の分科会にわかれ、それぞれ核兵器廃絶への取り組みの交流や被爆被害の実態、戦跡巡りなどが行われました。若い世代を対象に行われた「少年・少女平和のつどい」では体験の聞き取りと合わせて戦時食が振る舞われ、当時を追体験する催しにたくさんの子どもたちが考えさせられている様子でした。

3日目は全厚労の参加者一同が爆心地公園にて折り鶴を奉納し、長崎市主催の平和記念式典に参加しました。式典で読み上げられた長崎平和宣言では、国際会議の場で『核兵器禁止条約』締結に向けて被爆国の政府として強く推進していくことを求め、世界に向けて核兵器廃絶を訴え続けていく事が宣言されました。




     
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