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医療研運営委員会

写真上)恒例のリラックス体操…疲れた時にリフレッシュできるツボなどタメになります(下)鈴木医療研事務局長の基調報告…幅広い地見と分かりやすいスライドで日本の医療問題がクッキリ
◆ 2012.11.29

第29回医療研究集会を長野・軽井沢で開催


『力を合わせるために』自発的な運動に踏み出そう

 11月16日~18日の3日間、長野県軽井沢の中央工学校南ヶ丘倶楽部において第29回全厚労医療研究集会を開催。11県から130名が参加して「力を合わせるために」をサブテーマに5つの分科会に分かれて活発な意見交流を行いました。

自発的な運動に一歩だけ前に踏み出そう
 渡辺執行委員長は「協同組合医療運動は前進する時も後退する時もあるけれど『住民と共に』の理念を確認して運動を進められる場にしましょう」と医療研究集会への期待が述べられました。岡部担当副委員長が集会開催の意義を話し、鷹野長厚労委員長が現地歓迎のあいさつをしました。
 恒例のリラックスタイムを荒木運営委員が行い旅の疲れと緊張をほぐす軽快なトークで参加者一同リフレッシュしました。続けて鈴木医療研事務局長が「金曜日官邸前のような今までにない広範な行動が行われ、気軽に『自分の意志』が示せるという新たな国民的な大運動が広がっている」と指摘した上で「どんな事でもはじめから決めつけないで一歩だけ前に踏み出しましょう。時代の変わり目を意識した自発的な運動参加をして、広範な人々と力を合わせよう」と基調報告を行いました。

関心を払わない事が最大の不幸
 「アフガニスタンの医師から見た日本」と題し、アフガニスタン出身の医師レシャード・カレッドさんから講演を頂き、海外と比較した日本の医療水準と日本から見たアフガニスタンの状況をユーモアたっぷりお話しいただき、静岡県島田市で行っている「かかりつけ手帳」(お薬手帳の診察版)は地域の医療連携の一つのモデルとして現状や取り組みをご紹介頂きました。最後に「最大の不幸は関心を払わないこと。日本の医療の状況とアフガニスタンの現状に関心をもって頂けたら嬉しい」と締めくくられました。

映画上映会・合同講演・分科会で幅広い交流
 2日目は「医す者として」の早朝映画上映会と、5つの分科会に分かれて討論と全国の活動を交流。第3・5分科会では農村医学研究所客員研究員・元国立環境研究所総合研究官の安藤満さんの「原発暴走事故・放射性物質汚染と私たちの生活」と題する合同講演を行いました。各分科会ともに夜の交流会では出し物を準備し、寸劇や歌などパフォーマンスを披露し大きく盛り上がりました。

 分科会の詳細と講義の内容は別途ご報告いたします。




     
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