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女性委員会

女性集会全体会の参加者(上)、講師の小林美希さん(中上)、楽しそうな分科会(中下)、夜の交流会の様子(下)
◆ 2015.06.20

「母性保護」の権利、知って行使しよう!~第38回女性集会in神戸~


 6月12~13日、全厚労は神戸市・舞子ビラ神戸にて、第38回女性集会を14県109名の参加で開催。「健康で美しくいきいきと働きつづけるために」をスローガンに、今回は「母性保護」の問題を中心に学習と交流を行いました。

平和でこそ「命」守れる
 主催者あいさつに立った茂原宗一中央執行委員長は、戦後、新憲法が出来た当初に「二度と戦争をしない」「世界の人々と仲良くやっていく」と子どもたちが学んで育てられたこと、また「生命を生み出す母親は生命を育て生命を守ることをのぞみます」とのスローガンで日本母親大会が始まったことなどを紹介し、女性として、医療労働者として「人の命を守る」ために「戦争する国」への動きに反対の声を上げて欲しい、と訴えました。
 折笠由美子女性委員長は、参加者に「憲法を守ること」「母性を守ること」の2つの事をお願いしました。従軍看護師だった赤十字の方々の証言を紹介し、戦争がいかに悲惨なものか、そして今の自衛隊でも54人が自殺しているように、戦争が人の心を狂わしてしまうし、戦争する国になればより一層ひどくなる。そうしないために署名や集会で集まって世論で変えていこう。「憲法9条にノーベル賞を」をもう一度広げよう。選挙には必ず行って、戦争させない流れを大きくしようと呼びかけました。
 また男女雇用機会均等法が出来て30年、女性の権利が取得できているか、生ませない社会になっていないか、女性が輝ける社会になっているか、労働者・労働組合として問いなおそうと訴えました。

マタハラの実態と課題学ぶ
 労働経済ジャーナリストの小林美希さんが「安心して産み、働き続けたい~マタニティ・ハラスメントの実態」と題して学習講演。日本社会にはびこるマタハラ(妊娠・出産に関わるいやがらせ)の実態や長時間・過密労働によって妊娠異常(切迫や流産)が増加している職場の状況や「出産・育児」に対して、企業や労働組合が果たす役割などをお話いただきました。
「母性保護」の大切さを強調した基調報告の後、その後、4つの課題に分かれて分科会を行いました。夕食交流会では、2年ぶりに恒例の「県別出し物」が行われ、福島の「平和の寸劇」では、従軍看護師として送り出されそうな状況に看護師が政治に目覚める姿が描かれ、徳島の「阿波踊り」では参加者みんなで躍り、盛り上がりました。




     
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