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看護委員会

写真上より、①三遊亭楽春さん、②みんなで蕎麦をすする、③盛り上がった分科会、④働きやすい職場へのプレゼン、⑤受け入れ県の富厚労のみなさん
◆ 2014.10.28

14秋闘で「楽しく働ける」職場をつくろう~第28回幹部・看護師集会in富山に195名が参加


 10月10~11日に、富山県・砺波ロイヤルホテルで開催した第28回幹部・看護師集会には、17県から195名が参加。メインテーマは変わらず「知って知らせて組織する」、そして集会テーマを「楽しく働くために、みんなで知って行動しよう」として、集会で学んだことを職場に持ち帰って、広げていこうと意思統一しました。

「笑顔に矢立たず」のコミュニケーション術
 記念講演には、落語家の三遊亭楽春師匠をお呼びし、「笑いの効果に学ぶ メンタルヘルス&コミュニケーション」と題した落語形式のお話を聞かせてもらいました。永らく笑点の司会を務めていたことでもみなさん良くご存じの5代目三遊亭円楽師匠より教えてもらったという「一笑一若(いっしょういちじゃく)・・・・」=ひとつ笑えばひとつ若く、・・・・」と笑いの効用を話されました。「笑顔には矢立たず」ということで、笑うこと、笑顔でいることで自分も元気になり、周りとのコミュニケーションも円滑になる。患者さんも看護師さんの笑顔次第で元気になったり病気にもなるなどと面白可笑しく話していただきました。

夜勤のリスク知って、リスク減らす対応を
 その後は、最初に参加者のみなさんの労基法の知識を確認するために、10問の小テストを行いました。若干のひっかけもあったのか、全問正解者はたったの一人でした。基調報告では「知って知らせて組織する」=集会で得た知識を各県・各職場に持ち帰り、多くの看護職に広げて、看護師自身の立ち上がりをつくることを呼びかけ、夜勤の有害性をしっかりと認識し、リスクを知ってリスクを抑えるためにどう夜勤を改善していくのか、看護協会の「ガイドライン」もその意味を正確につかんで活用してくことが大事だと強調されました。

 続く3本の特別報告では、1つめは「看護師の年代別アンケートの結果から」と題して、茨城から報告。20代とママさん世代、ベテラン世代、男性看護師別に、意識調査を行った結果を紹介してもらいました。2つめには、「定年まで働き続けるために」、「夜勤協定は宝」と思って、たたかいを続けてきた広島・尾道支部の経験を、3つめには、4年間かけて、「答えは現場にある」と、職場の懇談活動を続けている秋田の労組本部の取り組みや課題を報告してもらいました。

働き続けるために・・・コミュニケーションが取れる職場づくりや、明るい人間関係づくりの方策を!
 分科会は「働き続けられる職場づくり」と「夜勤協定・夜勤制限闘争」の2つのテーマに分かれて行い、それぞれグループワークを中心に、意見交流や問題解決へのアプローチを行いました。
 第1分科会B分散会では、プレゼン方式で解決策を発表し合い、各グループから「私(上司)の取り扱い説明書」を作成、「理想の病院」のシステムとして「有休が残ると消化するまで出勤停止」「始業10分前にならないと病院通用口が開かない」だとか、「当たり前プロジェクト」「にこにこあいさつキャンペーン」など、ユニークな企画が出されていました。

夜勤協定遵守・・・協定の知識や思いを高めていくことが大事
 第2分科会では、「夜勤協定」遵守・改善の取り組みについて話し合いました。あるグループでは、協定遵守の状況は、半々くらいの判断でしたが、「守られている」度合いは、50~60%程度で、完全ではない実態が出されました。徳島の看護委員会では常に学習し、団体交渉を行い、3年で100名増員した経験が話されました。自分たち自身が夜勤協定を守っているのか? 知識や思いを高めていく必要性や、できるところからやること等が意見として出されました。




     
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