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(上)プロジェクターで紙面を見ながらの総評(中)各応募紙を見比べられる展示コーナー(下)Aコース(全国組織中央機関紙部問)最優秀賞の民医連新聞。
◆ 2014.02.27

全国新年号機関紙コンクール


メッセージ強く読者へ訴えた機関紙が好評

受賞紙見比べ次号に活かそうと真剣に
 2月22日東京都新宿区の新宿農協会館において日本機関紙協会主催の2014年全国新年号機関紙誌コンクール発表・表彰式が行なわれました。全厚労も応募し、全厚労ニュースが昨年より上位の奨励賞に選出されました。
 会場には各応募紙誌346誌・ホームページを展示、また見本誌として持ち帰り可能なコーナーも設置され、受賞誌の良い点を見比べて確認していました。優れた作品の批評が各コース行なわれ、各機関紙を担当している参加者は次の号に活かそうと真剣に学んでいました。

機関紙は組織と運動をつくる要
 主催者あいさつで米倉外昭理事長(新聞労連副委員長)は「大手紙はニュースが主体なので伝えるネタが無いということはないが機関紙はネタ探しからがスタート。マンパワーの減少で作りにくくなっているが機関紙は組織と運動をつくる要。今後も力を入れて活動して欲しい」と話されました。

仲間の姿を伝えていく事を心に
 今年の受賞紙はメッセージ性の強い作品が高評価を得ていました。例えば民医連新聞では「従来のスタイルで憲法を伝えるのは難しい。宣伝したり署名を集めたりするのがたいへん」という若者自身が企画し、街頭宣伝や集会に奮闘した“25条マン”が1面。その運動とインパクトがとても良いと最優秀賞に選ばれました。全建総連(建設職人を中心にした労働組合)では『組合員のかっこいいところを出したい、職人の姿を見せたい』と紙面を企画。担当者は「学者ではないので難しい事ではなく、仲間の姿を伝えていく事を心に続けていきたい」と今後の意欲を語っていました。
 全体の評価として「ただ事実を載せるのではなく、なぜ新年号で取り上げるのか?を明確にすることで読者への訴えがよりはっきりとしたものになる。機関紙はただ伝えるのではなく『組織や運動を作りだす、未来を作りだす』ものとして企画を練ることが大切」と結んでいました。




     
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