HOME  > ニュース

ニュース

昨年の茨城での平和行進・横断幕を持ってます(上)、挨拶する畑中さん(中上)、子どもたちと一緒に、夢の島から行進(中下)、5月6日平和行進1日目を終えて日本医労連の仲間たちと(下)
◆ 2014.05.15

あなたもピースウォーカーに!
-国民平和大行進から世界大会、NYへ-


 5月6日から東京・夢の島を出発する「国民平和大行進」は、もともと1958年6月に原水爆禁止世界大会の成功を祈って、被爆地広島から東京へ向けた行進として始まりました。「歩く」という誰でもできる行動で原水爆禁止の願いを示す平和行進は、沿道の市民の共感を広げ、数十万人が行進に加わりました。それ以来、56年間、雨の日も、風の日も、夏の暑さの中も休まず続けられています。

平和行進から世界大会へ
 茨厚労には、この5年間、毎年県内の平和行進コースを歩いているピースウォーカー(平和行進者)がいます。茨厚労取手支部の看護師・畑中幸世さんです。茨厚労では平和の課題に重視して取り組んできて、10年ほど前から夏の原水爆禁止世界大会へ参加するには、「平和行進に参加する」ことが条件になっています。平和行進が草の根の運動であり、原水爆禁止世界大会の関連した取り組みだということを知って欲しいからです。

お昼の炊き出し目当てに
 畑中さんは、労働組合からの世界大会参加を呼びかけたチラシを見て、名乗りを挙げました。もともと登山やマラソンなどが大好きで、持久力には自信があります。県内を駆け巡るいくつもの平和行進コースから、家からの移動に都合の良いコースをいくつか選び、いつもマラソンランナーのような格好で参加してきました。特に好きなのが水戸から始まり筑西方面に向かうコースです。ここではお昼に振る舞われる「カレーとおにぎり」が美味しいとの話があって、参加してやみつきになりました。時によっては夜勤入りの日に行進に参加して、明けてまた行進に参加するということもあったそうで、その体力は計り知れません。

いろんな人と出会えて
 毎回参加していると、他にも毎年参加している方にあって話をするのも楽しみとなりました。たいていが仕事をリタイヤした年配者で、高教組OBやつくばの研究者だった方など労働組合出身が多く、知らない世界の事を聞ける貴重な機会だと感じています。年配者がこれだけ頑張っているのだから、若い人たちにももっと積極的に参加して欲しいと思っています。
 世界大会へは、最初に行進した年の広島大会と翌年の長崎大会に参加しました。それ以後は、平和行進には参加しますが、世界大会への参加資格は他の初参加者らに譲っています。予算に限りもあるなか、出来るだけ多くの人に被爆地の実相を知ってもらいたいからです。

これからも挑戦し続けます
 茨城のコースは福島から受け継いで千葉へ渡すようになっていますが、一度、高萩まで行って福島の引き継ぎ地点から参加したいと思っています。福島の思いをつなぐということと、海沿いの道を歩くコースはとても気持ち良いのでは、と震災後思っていたからです。
 「こんなに熱心なんだから、今年の世界大会にも参加して、来年のニューヨークでのNPT再検討会議の代表も目指してみたらどうですか?」と話を振ったら、「機会があればと思いますが、地道に地元を歩いて、平和をアピールすることが大事だと思うので…」と謙遜した表情で答えてくれました。

あなたも平和行進の一歩を
 すでに国民平和大行進は、東京・夢の島のメインコースを始め、全国で出発していますが、ぜひ地元のコースでも、「ピースウォーカー」になってみませんか?みんなで核兵器廃絶の声とともに「脱原発」の世論も高めていきましょう。




     
Copyright(c)ZENKORO. All rights reserved.