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写真上から、開会挨拶での岩本一宏副執行委員長、畑中剛喜執行委員長挨拶、産業医科大学の松田晋哉教授の講演の様子、夕食交流会時の三厚労福利厚生の取り組み報告、分科会の様子①、分科会の様子②、分科会の様子③
◆ 2018.02.16

春闘討論集会開催


18春闘

健康で文化的な生活がおくれる職場・社会へ

 全厚労は、1月19~20日、ホテル平安の森・京都にて「18春闘討論集会(拡大中央委員会)」を19県116名の参加で開催しました。診療報酬・介護報酬同時改定や「地域医療構想」が進められる中で、労働者の生活と権利、地域医療を守るために、18春闘をたたかう決意を固め合いました。


地域の将来構想をみんなで考える
 記念講演では、産業医科大学の松田晋哉教授をお呼びし、「地域医療構想のこれから」と題して、お話頂きました。先生は、「地域医療構想は地域の医療・介護ニーズを踏まえて地域で考えていくべきもの。地域の人口構成や疾病構造が確実に変化していく中で、病院の役割も変化していかざるを得ない。また医師確保では特に女医が4割を占めていく中で、子どもを産み育てられる地域づくりができるかどうかで、地域の盛衰が変わってくる」などと今後の課題を指摘されました。同大学公衆衛生学教室のページ(https://sites.google.com/site/pmchuoeh/)には、「患者推計ソフト」や全国のデータがアップされており、「自らの地域がどういう変化をしていくかを見て考えて欲しい」、「これまでの一次・二次・三次医療と言った階層モデルからネットワークモデルへ地域連携を進めていくこと(図)が大事」だと語られました。

様々な課題もみんなで話し合って
 昨年の集会から分科会討論を始めましたが、今年は春闘方針の大きな柱、①賃金闘争、②サービス残業改善などの「働くルール」づくり、③諸要求の改善、④地域医療・厚生連医療を守る、⑤平和と民主主義、⑥組織拡大・強化の6つで、2日目に分科会討論を行いました。
 全体会でのまとめ発言では分科会テーマ毎に、話し合った課題や決意が語られました。賃金課題では「生活給」確保の視点から、社会的な賃上げ情勢に乗り損ねないように。「働くルール」では、「サービス残業」をなくし、長時間労働を是正、夜勤を減らしていく中で、増員に繋げて、「健康で文化的な生活(憲法25条)」ができる職場をつくっていく。病院の将来ビジョンを質しながら、労組の要求を対峙させていこう。平和であってこそ医療や生活も充実できる、「9条改憲させない」世論づくりが大事。組織強化には、「繰り返しの学習」や「見える・見せる」労働組合活動が大事など。紙面には紹介しきれない多彩な内容が報告されました。
 要求実現には、組合員一人ひとりの力が必要です。執行部を先頭に、多くの仲間とともに声を出し、動いて、諸要求を獲得していきましょう。




     
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