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避難所を慰問する福厚労・折笠 対策本部長と松崎 双葉分会長(上)、パソコン修理に取り組む小林青年部長(下)
◆ 2011.03.23

福島復興へ-原発事故!急がれる冷却機能回復


 現在、電源の接続で機器を動かす復旧作業を続行している福島第1原発ですが、一刻も早い事態の鎮静化が望まれます。そんな中、各地に避難した双葉職員は当面の生活を安定させるため、会津にアパート契約するなどの動きが出ています。会は離散した双葉職員の今後の勤務に関する意向調査を行なっています。今日の朝も震度5強の余震が何度かあり、まだまだ不安な状況が続く福島です。
 なお紛らわしい報道で問い合わせのあった「双葉病院」は「双葉厚生病院」ではありませんので、誤解を招かないようお願いします。でなければ自らも被爆しながら患者搬送に当たった双葉職員の苦労が報われません。医労連の医療機関の仲間を信頼して下さい。そして今後も温かい支援をお願いします。

震災発生からの組合の動き

 昨日、入所者の移送に最後まで関わった鹿島の介護士の羽根田さんが対策本部を訪れその時の様子を話してくれました。本日は会津の実家に避難している小林青年部長が訪れ、機器に弱い折笠本部長のパソコンの故障を治してくれました。また、会津若松市総合体育館に避難している2人の双葉職員を訪問しました。その中でも産休中に被災に合った滝沢さんは、来月出産の予定で、大きなお腹を抱えて受け入れ先の病院を探しているとのことでした。大変な中でも元気な赤ちゃんを無事産んで欲しいと願うばかりです。 (福厚労災害対策ニュース6号より)


厳しさ増す、高萩協同病院の現場
 震災後、水の復旧に1週間を要した高萩市。東日本大震災の被災地でありながらも、懸命にもともと少ない人員の中、半壊した北茨城市民病院からの患者受入れのために閉鎖病棟を開け、職種を問わず休日返上で勤務し、多くの職員が電車の運休ガソリン不足により病院に泊まり込んでの毎日を送っています。そして、福島の原発事故の影響によりいわき市の病院に入院できない患者も受け入れています。自らの震災のストレスを抱えながらの激務をおこなっている高萩協同病院スタッフ。電車の復旧の見通しが立たないことから、病院の借りたアパートから通うことになったとの報告も届いています。(茨厚労ニュース号外5号より)




     
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