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JAビル4階に設けられた双葉厚生病院仮事務所
◆ 2011.03.31

双葉厚生、鹿島厚生病院職員の処遇、対応について労使協議


※ニュースの内容は29日付けのものですが、入手が遅れましたので31日付けで掲載します。

 深刻な状況が続く福島第1原発2号機は濃度の高い放射性物質を含んだ水が建屋の外側で見つかりました。事態は一段と深刻化し復旧作業の目途も立っていません。そんな中、政府は避難指示圏内の一時帰宅の検討を表明した翌日に立ち入り自粛を要請しました。情報も伝えられないまま住民の不安は増すばかりです。
 先日会より当面の人事、給与等の取扱いについて提示がありましたが、28日、詳細について組合と協議しましたので、その主な内容について報告します。

双葉厚生病院について
1、双葉職員の意向調査の状況
 現在は看護職員のみ121名を対象に実施(事務、技術、その他の職員はこれから)、確定者(3/28日午前現在)49名(退職希望者8名病休1名含む)、未定や保留63名、病院毎の希望者数 白河22塙10高田5坂下9鹿島3それぞれの事情を考慮しながら原則4月1日からの勤務(助勤)とする。
2、地震発生から1ヶ月間(4月11日まで)を特別有休休暇とし、それ以降については有給休暇とする。

鹿島厚生病院について
1、原発の状況を見て院長と協議の上、なるべく早期の再開を目指す。再開日までを特別有休休暇とする。ただし再開が長引く場合は再度労使で協議する。

その他
1、新採用者については統合病院以外の新人は当初の予定通りの配属、統合病院関係は他の病院にそれぞれ助勤で配属
2、定期異動は延期し、当面現職場での勤務。昇格は役職定年も含め延期し、後の人事異動の時期に合わせて実施
3、地震後特別有休休暇中に勤務した者については、後日組合と協議の上手当てする。

震災発生からの組合の動き
 昨日、再度、福島の教育センターにいる双葉、鹿島職員を慰問しました。長くなった避難生活に焦燥感が見られました。またJAビル4階に仮事務所を設けた双葉厚生病院事務局を訪れました。避難生活の中で業務を続ける職員の姿がありました。双葉厚生病院の重富院長より話を聞き、困難な中無事患者を避難させた双葉職員への感謝の念が述べられました。地震発生直後の患者避難の状況を時系列で記録した文書も下さいました。最上階の10階にある会本部も被害を受け、当初機能が麻痺しましたが、現在は雑然とした中で業務を行なっています。
(福厚労災害対策ニュース9号より)




     
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