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復旧しつつある水戸協同病院(上)、福島原発の放射性物質もれのため出荷停止となったホウレンソウ畑・茨城県稲敷市(下)
◆ 2011.04.06

茨城・水戸協同病院、4月6日より4病棟中2病棟再開!


 東日本大震災から25日、比較的被害の少なかったJAとりで医療センター・土浦協同病院・西南医療センター病院・なめがた地域医療センターの4病院は、地震の翌週には、ほぼ通常通りの体制に戻っており、水道・電気の復旧に一番時間のかかった県北医療センター高萩協同病院も、福島や他の病院患者受入れのため急きょ閉鎖病棟を開け、通常体制に戻しています。現在、病棟再開にむけて準備中の水戸から20名ずつ1週間交代での看護師派遣中。ガソリンもやっと確保できるようになり、泊り込み勤務から「通勤」に改善されました。

【4月5日現在の水戸協同病院の状況】

 病棟の安全確認と改修工事がすすんでおり、まず腎センター・外来診療・救急診療が再開し、3月28日より2階病棟が再開、4月6日より3階病棟も再開予定です。
 4月11日より手術室が全室稼働し、また、4月18日より健康管理センターも再開し、通常体制に戻れる見通しとなりました。


茨城はじめ被災地の農産物、風評被害広がる!

 福島原発事故により、放射性物質の暫定基準を超えて出荷自粛を国から要請された茨城産ホウレンソウやカキナなどの葉物野菜だけでなく、レンコンなど根物野菜も"危険ではないのか"との根拠のない理由でスーパーや卸売市場が拒否し、価格暴落が生まれています。酪農家も原乳の廃棄が続いています。
 3月30日に開催した11春闘第1回団交の席でも、専務より「ここ茨城は、3~4月の春野菜で生活費の大方を賄っているのに、価格の下落、返品続きで一日当たり1億円の損失。ぜひ、安全確認されているものは、各病院で積極的に購入し、「地産地消」をすすめてほしい。」との話がありました。
 昨年収穫したお米さえも売れないなど、被災地には2重、3重の苦しみとなっています。
 全国にみなさん、被災地支援のためにも安全と確認されたものにつきましては、どうぞ積極的に召し上がってください。 (茨厚労ニュース号外6号より)




     
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