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国会議事堂に向かってシュプレヒコール
◆ 2011.12.09

12・7グリーンウエーブ中央終結行動


食、くらし、地域経済、いのちを守りたい!TPP参加阻止を

 12月7日、TPP交渉参加や労働者派遣法改正で揺れる国会議事堂と霞が関において国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)主催の「12・7グリーンウエーブ中央終結行動」が行われました。

きめ細やかな調査がされていれば…
 国会前行動では全労連など他団体と共同で500名が参加しました。福島から参加した農民連の佐々木さんは決意表明で「福島市や伊達市の米から基準値を越えるセシウムが検出されたが、9月に二本松で490ベクレルの汚染が見つかった時点で特異な例とせず、きめ細やかな調査がされていれば流通前に見つけることができたはず」と国の対応に対し怒りを込めて訴えました。対政府交渉では4つのグループにわかれ農水省・厚労省・内閣府へ農家の思いをぶつけました。農水省交渉ではTPP問題・原発事故への東電の賠償・放射能汚染など切実な問題が出されました。

非常事態の認識を!現場の声届けて
 避難所では食事としておにぎりやパンなどが配られていた中、「緊急用に備蓄されている政府の備蓄米が供給されなかった」事について、農水省からは「玄米で保管しており精米出来なかった」「輸送手段が確保できなかった」と回答がされましたが、農民連などの炊き出しや労働組合団体でも被災地へ物資を送る取り組みがされており、“非常事態”としての認識が足りないと指摘がされていました。TPPの問題でも外務省や通産省が米国通商代表部と非公式に接触を図っている事に対して「公で行っていない、影で行っているような交渉は正式なものではないので確認は行わない」と言うなど、放射能汚染の問題にしろ、TPPの問題にしろ、事態の大きさや深刻さが理解されておらず、現場の声をしっかりと届け、政策に反映させるよう取り組みが必要だと感じました。

交渉内容の公表・撤退判断をさせる取り組みを
 行動のまとめ集会では、「TPPは交渉参加を表明した段階であり、今後『具体的な交渉内容を公表させる』必要があります。また、交渉の中で『問題のある条件が出た時に撤退する判断』をさせる取り組みを年明けから強めていきましょう」と意思統一がされました。

(文責:書記局・川崎 優)




     
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