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写真上)たくさんの”むしろ旗”に被災者の切実な声が(下)東電へ向かってシュプレヒコール!
◆ 2011.12.27

年内に賠償金を支払え!原発被害請求行動


このままでは年が越せない!人災認めて年内賠償を!
 12月26日、東京日比谷の東京電力本店前に、農民・労働者・婦人団体など350人が集まり、年内の賠償金支払いを求めて請求行動を行いました。農民連の主催で、全国食健連が支援しました。福島からもバス6台で250人が駆けつけました。南相馬の農家は朝5時に出発し、避難地域をぐるりと迂回して参加をしました。

根拠のない『収束宣言』置き去りにされる不安を訴え
 東電本店前の集会では決意表明が行われました。
 炉心の状況がわからないのにもかかわらず「冷温停止状態」だとした野田首相の収束宣言には専門家からも不適切だと指摘されています。参加した被災者たちは「帰宅のメドすら立たない状況で収束と言われてしまい、置き去りにされる思い」「まだ戻れるあてもないのに“収束したからもう避難の賠償はしません”と言われるのでは」と口々に不安と怒りを訴えました。

年内の支払い渋った結果、またも犠牲者が
 東電本店前行動の後、会場を国会議員会館に移して対政府交渉・対東電交渉が行われました。
 「年内の賠償支払いを渋れば農家は苦境になる」ことを何度も指摘してきたにもかかわらず、東電は計算を済ませて全額一度に支払う『本賠償』を主張し続けてきました。その結果、果樹農家の男性が2日前に東電からの賠償が無い中、年内の支払いを迫られ手塩にかけて育ててきたリンゴ畑で自ら命を絶った事が報告されました。

怒りの声に押され回答を約束
 「一回でお支払いする事が皆様の為になるのでは」と言っていた東電の担当者も農民の怒りの声に圧され、電話で上役と相談。すでに請求された分の対応について27日に回答することを約束しました。




     
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