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(写真上)たたかいはうたごえとともに…港湾の仲間の演奏で気持ちを一つにしました(下)国鉄の不採用問題を振りかえって「政治的決断を」と語る福島瑞穂参議院議員(社民党)
◆ 2012.04.09

JAL不当解雇の撤回もとめ総決起集会


組合差別にふたをした冷酷な判決を許すな!

 4月5日東京・四谷区民ホールにおいて、「早期全面解決!早期職場復帰!安全で明るいJALを!」JAL不当解雇撤回裁判4・5総決起集会が行われ、600人を超える参加者が集まりました。
 開会あいさつで全国労働組合連絡協議会(全労協)の金澤議長は「裁判の持ちだした『貢献度』は、社会に当てはめると『働けない者・高齢者は不要』という見方であり許されない。整理解雇の4要件を骨抜きにして首切り自由の社会にさせないために全労働者の闘いとして、怒りをバネにたたかおう」と呼びかけました。
 東京大学名誉教授の奥平さんが連帯のあいさつ。「本来、公正公平であるべき労働契約において、使用者が一方的であるからこそ徐々に規制をしてきた流れがある。この判決は、少々のことは労働者が我慢しろと言わんばかりのものであり、個人の問題ではなく社会の問題として連帯していかないといけない」と訴えられました。
 集会では弁護団の堀弁護士から判決について報告を受けた後、提訴から1年3カ月間を記録映像で振り返りました。福島瑞穂参議院議員(社民党)と山下芳生参議院議員(共産党)が駆け付け、裁判に国会内外から共闘する決意を表明されました。
 客室乗務員裁判原告の内田団長は「判決では年齢を基準に切ったら『たまたまキャビンクルーユニオンの組合員が多くなっただけ』としているが、高年齢で低待遇に押しとどめてきた労務政策が背景にある。組合差別にふたをした冷酷な判決を許さない」と決意表明しました。
 最後に解雇撤回・職場復帰を目指して「全国的な運動を展開し、原告全員の職場復帰をめざしてともに闘う」との決議を採択しました。




     
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