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講演する上条貞夫弁護士(上)、厚労省に向かって訴え(中)、横断幕掲げてパレード(下)
◆ 2012.10.24

「いのち・生活・安全まもれ」の要求掲げ、野音集会・銀座パレード


 10月17日、「いのち・生活・安全まもる10・17国民集会」(同実効委員会主催)が、東京・日比谷野外音楽堂にて開催され、全国から4000名が参加しました。集会に先立っては日本医労連全国組合協議会による共同集会が近くの全日通霞ヶ関ビルで行われました。

国の圧力に屈せず、労使自治を守り抜く
 全国組合共同集会では、上条貞夫弁護士(東京法律事務所)から、国立病院や労災病院などにかけられている国家公務員賃下げを理由とした「賃下げ攻撃」に対して、憲法や労働法が定めた労働条件の「労使対等決定原則」や「労働協約」相互尊重義務のなど、労使自治の立場から、政府の介入は、断じて許されるものではない、と一喝。また労働組合無視の動きにからんで、大阪の橋下市長にみられるような、労働組合や教員に対する思想統制や人権侵害などの企みがマスコミ等の力も借りて公然と行われようとしているが、一方でそれを許さない法曹界や地域住民・労働組合のたたかいも進んでいる。戦中のご自身の体験も踏まえて、二度と戦前のようなことを繰り返してはいけないと力強く、話されました。
 その後、政府の圧力とたたかう全医労・全労災・国共病組の仲間たちが、闘いの現状を報告しました。

いのち・生活・安全まもれ!と力強く唱和
 お昼からの日比谷野音の国民集会では、集会冒頭で盲目のテノール歌手である新垣勉さんが、ゲスト出演され、美しい歌声を聞かせてもらうとともに、沖縄のオスプレイ配備や米兵犯罪に心を痛めていること、TPP、震災など様々な話題で、自らの思いを話されました。
 集会は、遅々として進まない震災復興や原発事故の原因究明もなく強行された原発再稼働、国民不在の「税と社会保障の一体改革」、くらしと医療を破壊するTPP、人命軽視のオスプレイ配備など、国民のいのち・安全・安心をないがしろにする政治に対して、消費税増税と社会保障改悪に反対し、安全・安心の医療・介護と人間らしく生きられる社会保障の充実を求める「集会アピール」を採択しました。
 全厚労からは午前の集会に約70人余、全体で約120名が参加し、各県独自にアピールグッズを持参したり、全厚労特製プラカードや横断幕を掲げてアピール。銀座パレードでは、途中小雨が降ったりしましたが、なんとか持ちこたえて、沿道の人々に医療従事者の増員や夜勤規制などを訴えました。




     
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