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国際シンポで発言するフィリピンのシンブランさん(上)、2日目夕方の平和大会全体交流会(中上)、3日目の横田基地パレードにて、壁の向こうが横田基地(中下)、23日金曜日の官邸前行動(下)
◆ 2012.12.03

国民の主権を行使して、基地のない平和な日本を


 2012年11月23日(金)~25日(日)、日本平和大会in東京が、初日の明治大学での国際シンポジウムを皮切りに、都内各地や横須賀などで行われました。全厚労平和委員会として集会参加を呼びかけるとともに、平和委員として参加してきました。
 国会解散後、連日「総選挙後の政治はどうなるのか!?民主か?自民か?維新か?」とまるで選択肢がこれしかないような報道ばかりされ、TPPや消費税、オスプレイ配備や米軍基地問題、原発問題など国民の命にかかわる問題の根本には一切触れないマスコミや、その情報に踊らされている国民の姿に憤りを感じていた中での日本平和大会でした。

フィリピンでは基地撤去で経済効果10倍!
 1日目の国際シンポジウムの中でのフィリピンから参加されたローランド・シンブランさんの「米軍基地撤去の運動やその後基地が存在していた時よりも10倍以上の雇用が生まれている」という報告、沖縄や基地を抱える県からのオスプレイが当初の約束を無視し、昼夜問わず米軍基地上空以外の上空を飛びまわっているという報告等に、基地では平和や安定した生活など得られない。自然を破壊し、いきもの全ての命を奪う戦争、そのための軍隊・基地はいらない!の声を大きくしなければと思いました。また、基地も原発も根本は同じ。アメリカいいなりの政治を変えなければ、これまで育ててきた文化や人権、命までもが奪われてしまう。そこまで今の日本は追い詰められている状況ではないでしょうか。

総選挙で国民主権の政治を取り戻そう!
 しかし、それをはねのける力を私たちは持っています。それは12月16日の総選挙での一票です。様々な問題を解決するには、日米安保条約を廃棄するしかないということに、3日間の平和大会に参加することで確信が持てました。安保闘争は過去の事ではなく、今がまさにその時なのだと思います。ここで学んだ内容を私たちは広く知らせていかなければなりません。日本国憲法前文にあるように「主権者は国民である」と声をあげ、平和を願う人達と広く手をつなぎ、憲法が活かされる社会に今度こそ変えていきたいと思います。
 12月16日投票の総選挙と東京都知事選挙を目前に日本平和大会が東京で開催されたことは、今後の日本の進む道を選択する上で大きな意義があったと思います。その大会に参加し学んだ内容を今後の活動に活かしていきたいと思います。
(追記:23日は祝日でしたが、金曜日の官邸前行動もあり、全員で脱原発行動にも参加しました。脱原発の課題も都知事選・総選挙の重要な争点です)

 茨厚労・安本真理子(全厚労平和委員)




     
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