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写真上)会社側の主張が認められたら他の会社にも波及してしまうと全力で闘っている原告のみなさん、下)支援に駆けつけた方々も争議勝利に真剣
◆ 2013.03.11

オリエンタルモーター社賃金差別事件が結審


会社が真摯に受け止めるまで闘い続ける

 3月4日、東京地方裁判所において、オリエンタルモーター社賃金差別事件裁判が結審しました。この日しめくくり証人尋問も行われ組合側証人が証言台で堂々と訴えました。
 オリエンタルモーター社は38年間、組合役員やベテランの仕事を取り上げ簡単な仕事しか与えない、昇給・昇格をちらつかせて組合脱退をせまる、賃金差別を行うなど、労働組合つぶしを狙った差別を行ってきました。労働委員会や裁判所から34回にも及ぶ是正命令・裁判判決がされたにもかかわらずことごとく無視し、今回の東京地裁で行われている賃金是正裁判でも会社側は裁判官からの和解勧告を拒否し続けており、争議・紛争解決を行おうとしていません。
 JMIU(全日本金属情報機器労働組合)の金属反合理化共同行動を年7回開催。全厚労は上野で近いということもあり、オリエンタルモーター争議行動に参加しています。

不当労働行為の典型的事件
 裁判後、弁護士会館で報告集会があり、弁護団が裁判を振りかえりました。弁護団長の藤野さんは「弁護士になる人は不当労働行為の典型として必ず勉強する、労働者として『働くことすべて』を否定するような事件。会社側が判決に背を向け新たな差別を繰り返し、今もなお争われている。会社側は高裁・最高裁と続いていくだろうが、一つ一つ勝って行く」と話されました。

結審から判決まで短時間で取り組み強める必要
 支援共闘会議の元原議長(千葉労連)は「判決は4月、結審から判決まで期間が相当短い。要請署名の取り組みを短時間で強める必要がある。勝利判決が出ても会社側は控訴もありえるので気を引きしめて、会社が真摯に受けとめるまで支援していく」と決意表明されました。
 最後にJMIUオリエンタルモーター支部の酒井委員長が「全原告が証言することが出来、十分に訴えることができた。負けるとは万が一も考えられないが最後まで気を引きしめて頑張ろう」と締めくくられました。




     
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